【銀魂】その男、獣につき

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「「「Aちゃーん/さーん、遊びましょー」」」





　



庭の雪掻きを手伝っている彼女の名を呼ぶ声が聞こえた。
何やら門前が騒がしい。




Aはスコップを持ったままその声の方へと向かった。




　






『銀時さん、神楽ちゃん、新八くん!!』
　









寒さを凌ぐ様に上着を着込んだ3人は、ニィと笑う。


　







「旦那ァ!! 困りますよ〜」

「ンだよ、ジミー、仲間に入れてやっから文句言うなって」

「本当ですか? ......ってそういう事じゃなくて!!」



　


　



門前の雪掻き担当だった山崎が銀時の言葉にノリツッコミをし、本当に困った顔をしている。
それもそのはずだ、こんな所を土方に見られては何を言われるか......容易に想像出来る。





　






「うるせェアル」

　








ベシャッ




　





「うわっ、冷た!! ていうか痛!!」

「お、いいぞ神楽、どんどん投げろ」

「危ないから雪玉はもっと優しく作って?!」

　








そんなこんなで、雪合戦が勃発し出す。
気付けば周りの隊士も巻き込まれている。
ずっとウズウズしていたAも最終的に雪玉を作り銀時の方へ投げ付けた。



　








「うぉ、やったなA!!」

『あははっ!!』

「お返しだ!!」





　






ベシャッ!!





　




　


「「「『ぁ』」」」








　



　




銀時の投げた雪玉はAに当たる事は無かった。
別の人物に見事ヒットし、今まで雪合戦に参加していた数人はそれを目撃し青ざめる。







　





「お〜ま〜え〜ら〜〜〜」





　







「「「鬼が出たぞ!!」」」





　






「上等だ!! 全員そこに並べェ!!」





　








結局、土方も参加する事になり、近藤が止めに来るまで終わらなかった。









　
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