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『いや本当に、私も仕事中なんだって』
「こんな真昼間に一人で? しかも吉原に?」
『うわ〜、めっちゃ怒ってんじゃん』
グイグイと詰め寄る銀時を手で抑えながら何と説明しようか頭を回転させる。
しかしそんな労力も虚しく散った。
「Aの言ってることは本当だよ」
「依頼人は俺だからね」
その場にいる全員がその声の方を勢いよく振り返り目を見開いている。
「「「!?」」」
なんてタイミングだ。
『......最悪』
.
.
.
「酷いじゃないか、置いて行くなんて」
『お願い黙って』
「それにお侍さんが居るなんてラッキー、ねぇ勝負しようよ」
『黙れよ』
Aは怒った声で神威を制した後深い溜息を吐き出した。
「神威ィ!! こんな所で何してるアルカ?!」
「何度も言わせるなよ、依頼だって言っただろ?」
「お前の依頼なんてろくでもないに決まってるネ!!」
全くもって同感意見の神威以外の面々はその場でウンウンと力強く頷いた。
それには心外だとでも言いたげに肩を竦める。
「流石に傷付くな〜」
それこそ思っていないであろう台詞にAは本日何度目かの溜息が出た。
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アカツキ(プロフ) - 美姫さん» コメント嬉しいので大丈夫ですよ、ありがとうございます。此方の作品も完結の目処が経ちましたので最後まで楽しんでいただければと思います、応援ありがとうございました (2022年4月13日 7時) (レス) id: 0c162c5444 (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - さいっっっっこうです!!何度もコメントしてしまい申し訳ありません。もう日々の楽しみとなってます!昔の作品も読み返しているところですが、本当にどの作品も面白いです。無理しない程度に頑張ってください!本当に応援してます! (2022年4月13日 4時) (レス) @page30 id: 5e34f22924 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - 美姫さん» 初めまして、温かなコメント有難うございます。そろそろ完結に向けて動き出しますので見守ってくださると嬉しいです。終わり次第また新作も出す予定ですのでお時間ありましたらまた是非読みに来てください (2022年4月9日 0時) (レス) id: 5f592be880 (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - アカツキさんの小説本当に大好きです。これからも応援しています!頑張ってください! (2022年4月8日 16時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - RIOさん» コメント有難うございます、読んで下さり嬉しいです。更新遅れ気味で申し訳ありません...またぼちぼち更新しますのでこれからもよろしくお願いします (2022年4月6日 16時) (レス) id: 9759a783ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アカツキ | 作成日時:2022年3月8日 23時