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Aと銀時が仲直りし、万事屋には平和が訪れる...かと思いきや、別の問題が舞い込んでいた。
「やぁ、A」
『お引き取り下さい』
Aの前にはぴょこんとアホ毛を揺らしニコニコ笑う男の姿があった。
お昼時、銀時達は依頼があるからと出払っていてAは留守番という睡眠を貪っていた。
起きたのはインターホンの音がけたたましく鳴り響いたからだ。
通常の依頼人であればそんなしつこく失礼な事はしない。
文句の一つでも言ってやろうと寝巻き姿のまま玄関の戸を開けたのが運の尽きである。
『何なのもう…、神楽なら居ないよ』
「嫌だなぁ、あんな奴に用はないよ」
『えー、じゃ何、銀時?』
「自分っていう選択肢はないんだ?」
考えなかった訳では無い、もしそうだったら嫌だから聞かなかったのだ。
神楽の兄である男、神威。
「シンスケからAの話を聞いたら会いたくなっちゃった」
『そう、もう会えたね、ばいばい』
「冷たいな〜、遊びに行こうよ」
閉じようとした玄関の戸は虚しくも神威に阻止されガタガタと嫌な音を鳴らした。
これを壊して怒られるのは彼では無く確実にAである。
『......報酬は?』
「俺の、......夜兎の血なんて、どう?」
『ノった』
Aと神威のがっちり合わさった握手。
その握手で依頼受理とした。
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アカツキ(プロフ) - 美姫さん» コメント嬉しいので大丈夫ですよ、ありがとうございます。此方の作品も完結の目処が経ちましたので最後まで楽しんでいただければと思います、応援ありがとうございました (2022年4月13日 7時) (レス) id: 0c162c5444 (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - さいっっっっこうです!!何度もコメントしてしまい申し訳ありません。もう日々の楽しみとなってます!昔の作品も読み返しているところですが、本当にどの作品も面白いです。無理しない程度に頑張ってください!本当に応援してます! (2022年4月13日 4時) (レス) @page30 id: 5e34f22924 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - 美姫さん» 初めまして、温かなコメント有難うございます。そろそろ完結に向けて動き出しますので見守ってくださると嬉しいです。終わり次第また新作も出す予定ですのでお時間ありましたらまた是非読みに来てください (2022年4月9日 0時) (レス) id: 5f592be880 (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - アカツキさんの小説本当に大好きです。これからも応援しています!頑張ってください! (2022年4月8日 16時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - RIOさん» コメント有難うございます、読んで下さり嬉しいです。更新遅れ気味で申し訳ありません...またぼちぼち更新しますのでこれからもよろしくお願いします (2022年4月6日 16時) (レス) id: 9759a783ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アカツキ | 作成日時:2022年3月8日 23時