sha ポメ、サマーカットするってよ 予告編 ページ31
*
A
・高校2年生
・シャオロンとの幼なじみ歴10年目
・幼稚園の年長さんの頃にシャオロンの隣の空き家へ引っ越してきた
シャオロン
・高校2年生
・幼なじみに恋して10年目
――――――
これは俺が幼なじみのあいつに恋して10年目の俺が夏の日に髪を切った話。
『シャオちゃんの髪サラサラだねぇ〜』
「そうかぁ？なんも気つけてないんやけどなー」
『ほんと羨ましい、私くせっ毛だから梅雨は前髪うねうねだしアホ毛もぴょこぴょこしちゃうもん』
「あははっ！ほんまや。でもそれだってAの個性やろ？俺は好きやでAの髪」
梅雨のジメジメした嫌な感じも俺にとっては少しのご褒美。
こうやって跳ねたAの髪を撫でられるから。
頭を撫でられて嬉しそうに笑う幼なじみの笑顔は俺にとって1番の宝物でなにがあっても手離したくない。
『っっ！…もう、シャオちゃんったらまた調子いいこと言って…褒めても何も出ないからね？』
頬を染めて笑うAが好きだ。
シャオちゃんの髪は綺麗だねなんて言うけど、特にオシャレになんて興味がなくて何となく伸ばし始めたこの髪を切らないのはAが褒めてくれるし、体育の時間とか楽しそうに俺の髪を結んでくれるから。
傍から見たら下心丸出しな俺の行動だって"幼なじみ"で"慣れてる"Aは意に返さない。
何かこいつの中での俺が逆転することってなんもんかな…。
「って訳で鬱先生なんかない？」
ut「はぁ…？そんなことしなくたって…あーなんでもない！
あ、そや！！！！」
―――髪切ってみたら男らしくなるんやない？
よく考えればショートカットなんてガキの頃以来かもしれんな…かわええ髪型じゃなければAも見る目変わるかもしれんし。
ー『シャオちゃんかわいーね！』
かわいいって言われるのも嬉しかった。
Aからの褒め言葉なら何でも俺は幸せだった。
だけど俺はAの"幼なじみ"じゃなくて"彼氏"として一生隣に居りたい。
「俺も男やって分からせたるからな。」
・
・
shp「大先生、シャオさんなんかやけに張り切ってますけど…どうしたんすか？」
ut「あー、シャオちゃんサマーカットするらしいねん」
shp「…は、はぁ…？」
ある夏の日 ポメラニアンの恋が走り出す。
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紅子(プロフ) - ゆきさん» 今のところ雷同しか生きがいが無いに近いので我儘言うといっぱい雷同ネタ出してくれると嬉しいです。 (2021年9月28日 22時) (
レス) id: 29e9a00af5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 紅子さん» 正体あらわしたね (2021年9月28日 18時) (レス) id: 32ec0838cd (このIDを非表示/違反報告)
紅子(プロフ) - 雷同の女、助かりました (2021年9月27日 23時) (レス) id: 29e9a00af5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 1さん» コメントありがとうございます！お教え頂きありがとうございます、とても助かりました…！ 応援ありがとうございますとても励みになります！ (2021年4月17日 1時) (レス) id: 32ec0838cd (このIDを非表示/違反報告)
1 - ciさんの話、1の方で｢俺の方が年上なのに｣というセリフがあります。年下では無いですか？ この作品のゆるゆるとした日常の雰囲気がとても好きです。応援しています。 (2021年4月17日 1時) (レス) id: 3bc86cc6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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