2話 ページ3
*
Aside
私には大好きな人がいる。
私より少し背が高くて、いじわるだけどとっても優しくて、抱き着いたらしっかり受け止めてくれる。
『ろぼろくん!おはよう！』
「ん、おはようさん」
王子様みたいな天乃 呂戊太くん。
kn「仔犬やんけ〜！今日もしっぽ振ってんなぁ!」
ut「Aちゃん今日もかわええなぁ」
ロボロ君と席が近いコネシマくんは毎朝雑に頭を撫でてくれて鬱くんはいつものようにあーあ、綺麗な髪やのに…って言いながら崩れたボブを手櫛で直してくれる。
ut「そういえばAちゃん髪伸びたなぁ、また切ってまうん？」
『うーん、ロボロ君ショート好きだし切ろうかなぁ』
そういうとスクールバックをｸﾞｲｯっと引っ張られて気づいた時には、ロボロ君の膝の上で背を預ける体制だった。
『(なんでロボロ君の膝の上?!首に指当たってるし…腕回されてるお腹熱い…)』
「あんさんは長い髪も似合っとるからこのまま伸ばしてや」
『ひゃい…』
『(恥ずかしくて頭が沸騰しそうだよ)」
両手で顔を隠して静かに悶えてるとｽｯっと大きな手に抱えあげられた。
「ロボロォ〜うちのAをいじめるのやめろや」
聞きなれた声に顔から手をのけると優しく立たせてくれたのはゾムだった。隣にはスマホ片手にニヤニヤと笑うシャオロンくん。
sha「ロボロさぁん〜大胆なことしちゃってぇ」
「はぁ?!…お前まさか‼」
ut「やーんシャオちゃん有能〜」
kn「アーハッハハハ‼‼」
ロボロ君はぴょんぴょんとジャンプしてシャオロン君のスマホを取り上げようとするが、背伸びをして手も上にあげたシャオくんは悪い顔して揶揄ってる。
zm「A大丈夫か?嫌なことされた？」
心配そうにのぞき込むゾムに私は首を横に振り、冬のせいで冷たい手を頬にあてた。
『(ロボロくんに触られた髪とお腹が熱い…ずるいよロボロくん)』
『ゾム』
zm「なんや？」
『今度ロボロくんに食害してね』
zm「ええよ！」
「はぁ?!前言撤回しろA‼こっちくんなゾムｩ!」
zm「まぁまぁいいですやんけぇ」
三人に押さえつけられてるロボロくんに迫るゾムがとっても楽しそうだから前言撤回なんてしないもんね。
ギャーギャーと騒ぐ五人を横目にバックを持ち直して窓側の自分の席に座って外を見るともうすぐ３月になるのに雪が降っていた
『(寒いのに熱い…)』
火照った顔の熱が引くまでにまだ時間がかかりそう。
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ゆき(プロフ) - ゆきのえさん» コメントありがとうございます！ rbさんの二人称=あんさんがskブロや漫画の方でもイメージが強かったり私自身あんさん呼びが好きなので多量になってしまってました;;アンチだなんて全然…！逆にご愛読頂いていてとても嬉しいです;; (2021年8月15日 0時) (
レス) id: 32ec0838cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆきのえ(プロフ) - お話ものすごく大好きです…かわいい…。一つ気になるのが、二人称があんさん、のことが多いと思うんですけど、日常的に使うことはほぼないので読んでいて違和感が…泣泣 それ以外は本当に大好きです…もしもアンチみたいに思われたらごめんなさい… (2021年8月13日 19時) (レス) id: 58c6c5fd15 (このIDを非表示/違反報告)
彩世(プロフ) - あぁぁぁあもどかしい！！早くくっつけ！！更新頑張ってください！ (2021年8月12日 9時) (レス) id: ae3caf883a (このIDを非表示/違反報告)
Ono - あぁもう付き合えって (2021年7月3日 16時) (レス) id: 349a20a4df (このIDを非表示/違反報告)
bookuu(プロフ) - 自分はアペ派でした。すいません。 (2021年4月17日 16時) (レス) id: 995a48bf81 (このIDを非表示/違反報告)
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