名探偵コナン 短編集 【怪盗キッド/黒羽快斗/工藤新一/安室透/降谷零/江戸川コナン】

おそろい 【工藤新一】 ページ9

『ねぇ、せっかくトロピカルランドに来てるんだからお揃いの服にしようよ…』

新｢だーかーらー、俺はそーゆーのはしねぇの！｣

もう、何回このやり取りするんだろ…
せっかく付き合って4年記念なのに
お揃いの服ぐらい着てくれてもいいじゃん…

『せめて、色だけ揃えるとか…』

新｢んな、恥ずかしい事できっかよ…｣

お揃いの物がしたい…って
そんなに恥ずかしいのかな…
私の周りの友達は皆お揃いの服だったり
物だったりを持っている

正直、羨ましかった…

『…もー、せっかく楽しみにしてたのに』

新｢なら、純粋に遊園地を楽しもうぜ！｣

『ばか…』

新一に期待した私がバカだった
こうなったらとことん遊園地を満喫してやる！

『次はあれね！』

新｢えぇ…まだ乗るかよ…｣

『満喫しろって言ったのは新一でしょ！』

新｢へいへい…｣

ジェットコースターに急流滑り
色々と乗り尽くした

『あ、そろそろ帰らないと…』

新｢じゃあさ、最後にアレ乗ろうぜ｣

新一が指さしたのは
観覧車

『いいけど…』

新｢ほら、行くぞ！｣

観覧車に乗るとたまたまカップル専用のピンクの観覧車に乗ることが出来た

『久しぶりだね、観覧車…』

そういえばここで新一に告白されたんだった

新｢でさ、渡すものがあるんだけど…｣

『なに？』

もうすぐ頂上

新｢おめぇ、お揃いの物が欲しかったんだろ？｣

『うん』

新｢これ、で許してくれねぇか？｣

『…っ』

新一がくれたのはお揃いの指輪

『指輪って…』

新｢べ、別に深い意味はねぇからな！
お前がお揃い、お揃いってうるせぇから…｣

『うん…ありがとう』

新｢ほら、手…かせよ｣

新一がくれたプレゼント
くすぐったい気持ちになったけど
すごく嬉しかった

(これって婚約指輪？)
(な、なんでそーなるんだよ)



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お揃いの物って中々しなかったりしますよね、
高校生だと男の子は恥ずかしがってしてくれなさそうなので…
あたしの中で1番キザな新一を当てはめてみました！

それでも指輪は、ないかな？とか思ったりしました！笑

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