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すて猫 1 【降谷零】 ページ10

あの雨の日に見つけたあなたは
まるで捨てられた子猫のようだった

『私、出ていくから』

降「どこか行く宛でもあるんですか?」

『どこへでもいける』

彼女なら本当にどこへでもいけそうだ
だからこそ引き止めてしまう

降「なら、このままここにいてもいいんじゃないですか?」

『そりゃあ、私はいいけど
毎日私が家にいるか確認するの疲れたでしょ?』

バレていたのか…
どんなに仕事が遅くなろうとも必ず家に帰るようになった
それもこれも彼女が連絡できる手段を持っていないから

降「だから、携帯を持ってくださいと何度もお願いしているんですよ」

『それは、必要ない』

何度も交わした会話
1度家に帰った時に部屋が真っ暗だった事があり彼女の姿も見当たらず、走り回って探した事があった

『だいたい、私は拾われた身なんだから携帯を買ってもらう理由がない』

降「あんな思いをしたくないからですよ」

『なんで私にそこまでこだわってるの?』

降「まだ、未成年なんじゃないですか?」

『?
こう見えて成人ですけど?』

降「そ、そうだったんですか…」

『どう見えてたのよ』

成人だったとは思っていなかったので
正直…焦っている自分がいた

『だから、ある程度の事はなんとかなるんだってば…なので私はここを出ていくから』


彼女を見つけて1週間
性格はある程度把握している
1度言い出すとブレることはない

すて猫 2 【降谷零】→←おそろい 【工藤新一】



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凛音 - ドキドキしました、ありがとうございます! (10月13日 16時) (レス) @page48 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - milk cocoaさん» 全然、気づいてなかったので指摘して下さって助かりました!ありがとうございます! (2019年5月30日 18時) (レス) id: 75bf9f8801 (このIDを非表示/違反報告)
milk cocoa - 最後に沢山の直しを言ってしまってごめん なさい(>_<) (2019年5月30日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
milk cocoa - 物語一気に読んじゃいました。 短編だったので読みやすかったです。 今度はここに書かれていない人たちのお話も 読んでみたいです。 (2019年5月30日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
milk cocoa - これ正しくはこういう感じの置物好きだし...。 のほうが良いのでは? こんな置物だと置物を作った職人さんに失礼 かと? (2019年5月30日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユメ | 作成日時:2019年5月7日 23時

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