でもたまには甘えなよ、って。４

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るぅと side


ころん先生が…死んだ……？


さ「着いてこい、…もうみんな、来てるから。」


黒い服着てくれば良かったかな…


連絡もらってからすぐに走って出て来ちゃったから僕の服装は水色のパーカーにジーンズ。


このパーカーもころん先生がくれたんだったっけ…


なんて考えてると涙がじんわりと出てきた。


さとみくんは僕のことをぎゅうっと抱きしめてくれた。


さ「大丈夫…大丈夫だから泣くな……な？」


「うぅ…ごめんなさい……」


さ「みんなのところいけるか？」


「行きます…っ」


さとみくんは僕の手を引いて連れて行ってくれた。


僕は反対側の手で涙を拭って無理矢理笑顔を作る。


リビングには沈んだ顔をしているメンバーと、ころん先生がいた。


顔に白い布がかけられている。


ころん先生は黄色いパーカーを着ていた。


僕があげたやつだ。


手を繋いでいてくれるさとみくんの手を強く握る。


さ「泣いていいんだよ」


「うぅ…っ、ｹﾞﾎｯ、ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ、ｽｰｯ、ｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」


涙は止まらない。


だけど呼吸は安定しない。


ぼやける視界とふわふわする感覚に、意識を手放した。


こ「るぅとくん！！」


ころん先生の声がした気がした。


待っててね、ころん先生。


「すぐに、追いつきますから……」

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