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Chapter242 ページ40

レディースブースにいた私と
裕太の距離が縮まる事もなく









気づいていないのか
避けてるのか目が合うこともなかった









時折、服やハットを手に取り
何もなかったように展示会を楽しむ裕太









集中したくても裕太からつい目が離せない









・・・。









サヨ「えーっと・・・それはですね」









顧客からの質問に
戸惑うサヨにハッとして









A「申し訳ありません

こちらの商品は・・・」









間に入って代わりに始めた対応









ソファー席に移動し受注の確認まで終え
少し落ち着いたと同時に目に入ったのは









会場を後にしようとする裕太の姿









待って・・・・









そんな思いが通じるはずもなく
スタッフに頭を下げ出ていく裕太









・・・。









A「ごめん!すぐ戻るっ」









小声でサヨに伝え
顧客にに頭を下げ後を追った









追いかけてどうしようなんて
考える前に体が動いていた









飛び出すように出ると
ちょうどエレベーターに
乗り込もうとしてる姿









すぐ近くにいるのに
追いかけてきた勢いは
急に失速し声も出せない









エレベーターの一番奥まで進んだ
裕太が振り返ってやっと目があった









裕太までの距離









わずか5m









目があっても
顔色ひとつ変えずに私を見つめる裕太









横にいた藤ヶ谷くんも私に気づき
私と裕太を交互に見る









「、、、乗ります?」









2人と一緒に乗り込んだ人の言葉に









頭を下げ首を横に振り









頭をあげもう一度ぶつかった視線









一瞬顎に手をあて
何か考えるようなしぐさ








・・・?









裕太の顎から手が離れると同時に
閉まり始めたエレベーター









完全に閉まるまで視線が外れることもなかった









ドアが閉まってすぐ









サヨ「Aさんっ!」









振り返ると









サヨ「ちょっとわからない

ことがあって・・・」









A「あっごめん・・・どうした?」









今追いかければ・・・








一瞬そんな考えが頭を過り









思い出す裕太の無表情の顔









・・・意味ないか









サヨと一緒に会場へと戻った

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あこ(プロフ) - 恋してた7はやく読みたいです…楽しみに待ってますね! (2022年12月29日 23時) (レス) id: 6c9914bca6 (このIDを非表示/違反報告)
Moon - 恋してた7も気になりますね。早く読みたいです (2022年10月16日 7時) (レス) @page45 id: 9eb0a598a8 (このIDを非表示/違反報告)
Moon - 更新楽しみにしてますね、なるべく早く読めることを楽しみにしてますね (2022年10月10日 9時) (レス) id: 9eb0a598a8 (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - 更新有り難うございます。めちゃくちゃ楽しみにしています。 (2016年1月11日 21時) (レス) id: 1669d566b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - nicoさん» そうなんですね!わかりました!ありがとうございます。更新楽しみに待ってます(^^) (2016年1月11日 0時) (レス) id: 386ed09d7f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nico | 作成日時:2015年12月7日 10時

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