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Chapter11【ki】 ページ11

梨花「びっくりした?」









宏光「何が?」









梨花「さっきの授業で

宏光の名前言ったから」









宏光「別に

名前言われたくらいで

驚かねーよ」









梨花「そうだよね?

みんな騒ぎ過ぎだよね?」









宏光「まー

そういうので騒ぎたい

年頃なんじゃねーの?」









梨花「なんか面倒臭いなぁー

でもあのテストは

あたってけどね」









梨花「宏光は

いつも私の事を助けてくれるから」









宏光「別に特別な事はしてないでしょ

まだこっちの生活にも

慣れてない部分もあるだろうから」









梨花「ううん

今だけじゃない

小学生の時からずーっとだよ」









梨花「ねぇ?覚えてる?

小学生の頃ママ達がお出かけして

2人でお留守番してて

停電になった時の事」









梨花「あの時も

ずーっと私の手握っててくれたよね」









宏光「俺が怖かったんじゃない(笑)?」









梨花「え?そうなの?

あっあと大人になったら

宏光のお嫁さんにしてくれるって

言ってたよね」









宏光「いつの話だよ(笑)」









梨花「えー忘れてるの?

ひどいー幼稚園の時に

言ってくれたじゃん」









宏光「フッ(笑)」









梨花「もー笑わないでよ

私ずーっと宏光一筋だったんだよ

それなのに帰ってきたら

彼女出来てるしー」









宏光「よく言うよ

自分だって向こう行って

速攻彼氏作ってたじゃん」









梨花「そんな

彼氏なんて呼べる程の

関係じゃないもん

まだ中1だったし」









宏光「いやその後も含めてな」









梨花「それはそうだけどぉー」









宏光「・・・まー

今だから言えるけど

俺も結構、好きだったよ」









ガチャン









思わず足元に落としたスマホ









正確な時間なんて
もちろんわからないけど









多分1秒でスマホを拾って









その1秒後にはその場から
逃げるように離れた









そして









私が向かった先は・・・

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★mmiioo★(プロフ) - 短編!まさか翌日公開とは思わず朝からにやけた(*´∀`)♪高校生、なんかイイ! (2021年5月6日 7時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 最後の北山くんsideがなんとも言えずキュンとなりました!nicoさんの話大好きなのでこういう短編も読めて嬉しいです! (2021年5月5日 22時) (レス) id: 5b7031692d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nico | 作成日時:2021年5月5日 22時

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