無口な彼女_9 [hiromitsu.k]

Chapter387 ページ6

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２人で始めた鍋









やっぱり乾杯はビールだよねってなって
ビールで始めて、あともう一缶だけって
２人ともまたビールにして









３杯目でやっとあけた日本酒









・・・。









宏光「ん、美味いっ！」









A「んーーーーっ

本当ですねっ！そして飲みやすい！」









宏光「せっかくプレート

作ってくれたけど

キープする前に飲んじゃいそう」









A「本当ですね(笑)

でも開栓しちゃうと数日で

味変わっちゃうっていいますしね」









宏光「なら、今日はAにも

頑張ってもらわないとね(笑)」









A「飲み干す前に

潰れちゃう気がします」









宏光「それは困る

っつーかさ・・・

さっきから普通装ってるけど

めちゃくちゃ気になってるから

面接の結果！

だから潰れる前にちゃんと言ってよ」









宏光「てっきりすぐ教えてくれると

思ってたのに

まさかの今日までお預けって

言うなんてさ・・・

何なら今でもいいよ(笑)？」









A「あー・・・

それはもうちょっとお預けですね

食後に取っておきましょう(笑)」









２人で少しだけ無言の
攻防戦が続いて









宏光「・・・まー

ここまで来たら待つけどさー

んー・・・？表情からも

全然読めねーし(笑)」








わざととぼけた顔を見せると
宏光くんも
わざと悔しそうな顔をした









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お鍋もお酒もいい感じに楽しんで









宏光「はぁー食った食った」









A「食べましたねー」









目の前の食器を片付け
立ち上がると








宏光「あー・・今日は

片付け手伝うよ」









A「大丈夫です

最近、全然休めてないじゃないですか

こんな時くらい

ゆっくり休んでて下さい」








宏光「ううん、本当に

腹きついし、少し動きたい」









A「でも・・・」









宏光「本当に

何すればいい？」








A「・・・それなら

ちょっとお願いしたいこと

あるんですけどいいですか？」









宏光「ん？」









A「あれをちょっと

移動させたくて」









バルコニー側に向かって指した指
背中を向けてた宏光くんが振り返って









宏光「ん？・・・

ガジュマル？」

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