Chapter417 ページ36
A「・・・あの」
マスオ「はい?」
A「・・・いいです」
マスオ「ん?すいませんもう一度」
A「私もこの前のが
・・・いいです」
マスオ「先生もですか?
珍しいですね、先生が表紙の
デザインについて何か言われるなんて」
A「・・・私は
書く事しかできないので・・・
デザインとか何でもいいんですけど」
A「でも・・・
マスオさんが・・・
マスオさんがいいと思うなら
・・・私もそれがいいと思います
なので・・・お願いします」
マスオ「・・・。」
A「あ・・・
これ持って帰っていってください
この前、美味しいって言ってたから
多めにお取り寄せしたので・・・
よければ奥様にも・・・」
ーーーーーーー
『・・・その時
初めて自分の仕事の意味が
わかった気がするんだ』
『すごい売れてる作家でも
担当と作家の間に距離があったら
どんなに作品がヒットしても
きっとその先生がスランプに陥ろうと
どこか他人事で』
『逆を言えば
無名でもヒット作に恵まれなくても
担当と作家の間に絶対的な信頼関係が
あったら、いい時もだめな時も
僕はその先生を信じて全力で寄り添う』
『だからこそ
この仕事で一番のやりがいを
感じれるのはヒット作に恵まれた時じゃなくて
信頼しあえる作家さんに出逢えた時だと
僕はそう思ってる
だからここにいるみんなにも
そんな作家との出逢いが訪れる事を
心から祈ってます』
ーーーーーー
アラタ「・・・マスオさんにとって
Aちゃんは
大きな存在なんだと思う」
アラタ「でも結果として
組織にいる以上、上の判断を
覆すのも難しくて
最後はマスオさんが
信頼してる上司からの
度重なる説得もあって異動が決まったんだけど
異動後もどうにか今、担当してる
作家さんだけでも兼任でしばらく
続けられないかって
上に掛け合ったらしいんだけど
やっぱりそれも無理な話だったみたいで」
アラタ「Aちゃんの
引き継ぎを頼むって言われた日
人気作品を書いてきた作者ほど
スランプから抜け出すのは大変になる
前作よりも、もっといいものを
もっとおもしろいものを書かなきゃ
いけないっていうプレッシャーと戦って
焦って書けなくて絶望してを
繰り返すんだから」
2445人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 返信遅くなりました汗マスオさんがいないとこの話成り立たないくらい超重要人物ですからね★ (2021年3月20日 22時) (レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - マスオさんとのエピソードに感動!二人のやりとりはちぐはぐなようで息が合うようななんだか不思議とほんわかしながらよんでたんだけど。マスオーと叫びたくなった(笑) (2021年2月23日 8時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 近かった分、離れた時は厄介ですね笑 色んな転機を迎える主人公乗り越えれますかねぇ。。。 (2021年2月19日 22時) (レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 家どうするのって思ってたけど、やっぱり今までのようには住めないよね( 。゚Д゚。) 宏光くん、マスオさん、大切な人がいなくなり主人公ちゃん、大丈夫かな。 (2021年1月29日 6時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ともさん» ありがとうございます★申し訳ありません、全く余裕がない為リクエストにお応えすることが出来ません泣 (2020年12月19日 22時) (レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:nico | 作成日時:2020年10月31日 21時