Chapter396 ページ15
A「わかりました
では・・・」
コートのポケットに
忍ばせていた便箋を取り出すと
案の定ここでも
驚きの表情を見せた宏光くん
聞きたいことはわかってるから
今度は自分から答える
A「あ、これは
手紙とかじゃなくて
ただ言いたいことを
ちゃんと伝えれるように書いた
メモというかカンペみたいなものです
・・・この方が
スムーズに話せると思うので」
宏光「了解(笑)
じゃーお願いします」
頷いてひろげた便箋
A「・・・私は
ご存知の通り
人と向き合う事が苦手です」
A「だから
なるべく人から目立たないように
なるべく人と関わらないようにって
そうやって暮らして来ました
余計な気を使う事も
使われる事もないように・・・」
A「そして、そんな私と
宏光くんは正反対の人だって
ずっと思ってました」
A「例えば・・・
宏光くんが光なら私は闇で
宏光くんが日差しなら私は日陰で
宏光くんが夏なら私は冬で
宏光くんが晴れなら私は雨で
宏光くんがプラスなら私はマイナスで
って・・・そんな風にです」
A「なので最初は
もちろん混乱したんです
誰かを好きって気持ちが
わからなかったっていうのも
もちろんあるんですけど」
A「何よりも
自分の毎日が脅かされるような気もして
そういう"正反対"な事や人を
避けてきた私だったから・・・」
A「だから考えました
どうして私は宏光くんが
好きなんだろうって」
宏光くんは黙って前を見つめたまま
話を聞いてくれた
A「でも好きなところを
考えだしたら止まらなくなたので
・・・３２個に絞ってみました」
宏光くんはその一言には
振り返ってフッって笑って
私は少し高ぶり始めた感情を
落ち着かせる為に
胸に手をあてて
小さく深呼吸をした
・
・
A「宏光くんの
好きなところ・・・」
A「とにかく優しいところ
かっこいいところ
笑顔が素敵なところ
おもしろいところ
ドキドキさせてくれるところ
思いやりのあるところ
真面目なところ…」
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nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 返信遅くなりました汗マスオさんがいないとこの話成り立たないくらい超重要人物ですからね★ (2021年3月20日 22時) (
レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - マスオさんとのエピソードに感動！二人のやりとりはちぐはぐなようで息が合うようななんだか不思議とほんわかしながらよんでたんだけど。マスオーと叫びたくなった(笑) (2021年2月23日 8時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 近かった分、離れた時は厄介ですね笑 色んな転機を迎える主人公乗り越えれますかねぇ。。。 (2021年2月19日 22時) (レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 家どうするのって思ってたけど、やっぱり今までのようには住めないよね( ｡ﾟДﾟ｡) 宏光くん、マスオさん、大切な人がいなくなり主人公ちゃん、大丈夫かな。 (2021年1月29日 6時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ともさん» ありがとうございます★申し訳ありません、全く余裕がない為リクエストにお応えすることが出来ません泣 (2020年12月19日 22時) (レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico
| 作成日時：2020年10月31日 21時
