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Chapter382 ページ1

そのまま
少し固まった宏光くんが









スプーンを外して
口に残ったクラムチャウダーを
飲み込むと









宏光「面接って・・・

いきなり話進みすぎじゃない?」









A「・・・そうですよね

最初に資格をって思ってたんですけど

色々調べたら図書館で働きながら資格を

取ってる人もいて

なので私も来年資格取得を目指して、、、」









宏光「いやいや

そうじゃなくてさ・・・」









宏光「しつけーなって思うかも

しれないけど

本当に・・・

本当にそれでいいの?」









A「言ったじゃないですか

ちゃんと考えてみるって

それで出した答えです」









宏光「いや、だから

俺も色々考えたよ

答え出すのに時間かかるなら

ここ引き払って一緒にとかさ」









A「そんな・・・

迷惑はかけられません」









宏光「迷惑とか

そういう問題じゃなくて

マジでいいの?手放しちゃって」









その一言が
より境界線を深く深く
引かれた気がして









A「そんな・・・(笑)

いいの?って

手放したくなくても

手放さなきゃいけない時だってあるんです

宏光くんにはわからないと

思うけどそういう時だってあるんです!」









A「もう嫌なんです

書けなくなって時間だけが増えて

宏光くんに依存しそうな自分も

時間が経てば書けるんだろっていう

根拠のないまわりからの変な期待も」









A「さっきみたいに・・・

変な気を使わせるのも

使われるのも

本当に嫌なんです・・・」





























宏光「・・・そっか

・・・わかった」









それだけ言うと
宏光くんは淡々とまた
ごはんを食べ始めた









もちろん









私は全く喉を通らずに









宏光くんはきれいに食べ終えた








宏光「ごちそうさま」









宏光くんが手を合わせて









ふぅーって息を吐くと









宏光「ん、今日も

めちゃくちゃうまかったです」









そう言うと









宏光くんはまっすぐに私を見た









宏光「もう決めたんだよね?」









頷いて返すと









宏光「・・・そっか

なんか、ごめんね

口では待つような事言っときながら」









宏光「俺はAを

苦しめたいわけじゃないから」









宏光くんが立ち上がって
私の横に立つと

Chapter383→



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nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 返信遅くなりました汗マスオさんがいないとこの話成り立たないくらい超重要人物ですからね★ (2021年3月20日 22時) (レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - マスオさんとのエピソードに感動!二人のやりとりはちぐはぐなようで息が合うようななんだか不思議とほんわかしながらよんでたんだけど。マスオーと叫びたくなった(笑) (2021年2月23日 8時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 近かった分、離れた時は厄介ですね笑 色んな転機を迎える主人公乗り越えれますかねぇ。。。 (2021年2月19日 22時) (レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 家どうするのって思ってたけど、やっぱり今までのようには住めないよね( 。゚Д゚。) 宏光くん、マスオさん、大切な人がいなくなり主人公ちゃん、大丈夫かな。 (2021年1月29日 6時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ともさん» ありがとうございます★申し訳ありません、全く余裕がない為リクエストにお応えすることが出来ません泣 (2020年12月19日 22時) (レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nico | 作成日時:2020年10月31日 21時

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