オレンジ色の空に恋して

オレンジ色の空に恋して38 ページ38

【yuta side】








急にしおらしくなった
Aをじっと見つめると

　
　









A「・・・何？」



　
　
　
　


　
　

　
　
　
　
　




裕太「かわいいなって思って」





　
　





両手で顔を隠して









A「だから・・・もう

いきなりそういう爆弾落とすのやめてよー

そういう、うーたに

まだ全然免疫ないんだって・・・」









裕太「なら、免疫つけてよ」









裕太「あーかわいい、かわいい

すっごいかわいい」









A「急に嘘っぽく聞こえるし

・・・っていうかとりあえず

この体勢やめてよ」









そう言って俺の胸を叩いた









仕方なくソファーに座り直すと









A「そんな事言ってて

自分で恥ずかしくないの？」









裕太「いや、それを言うなら

俺達もっと恥ずかしいことしてんじゃん」









A「だからー

何でそういう事サラッと言うかなー」









裕太「別にいいじゃん

本当の事だし」









A「なんか・・・

このやり取り続けても

堂々巡りな気がしてきた」









裕太「かもね(笑)」









・・・ギュッと握った手









裕太「俺も」









A「ん？」









裕太「俺も考えてたから・・・

もしもAにまた会えたらって」









裕太「もし・・・こうやって

隣にいれるようになったら

その時は・・・」









裕太「ちゃんと、思った事は

言葉にしようって」









裕太「そうやって決めてた」









A「・・・。」









ギュッとして









裕太「だから、かわいいって

思ったらかわいいって言う！」









Aが小さく笑って









裕太「あと、もう１つ」



　

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