Chapter339 否定 ページ7
宏光「なら聞くけど」
その言葉の後
宏光くんの口はすぐには
開かなかった
ただ宏光くんをじっと見つめ
続きの言葉を待つ
俯いた宏光くんの顔
きゅっと力を入れたままの
宏光くんの口の力が緩むと
宏光「・・・やめる原因って」
宏光「俺じゃねーの？」
A「えっ？」
・
・
・
宏光「俺と付き合ってから・・・」
A「違いますっ！！」
A「違いますよ
なんでそんな事・・・」
宏光「少なくとも俺には
前はそんな風に思ってるようには
全く見えなかったからね」
A「・・・そんな事ないです
本当に違いますっ
宏光くんは関係ないです」
宏光「だって新作の話だって
すげー楽しそうに話してたじゃん」
A「そんなことないです
別にいつも同じような話の
繰り返しだし・・・」
宏光「・・・それだけじゃない
ネット小説の話の時も
あの川柳の時も・・・
さっきだって」
A「だから違うって
言ってるじゃないですかっ！」
感情のまま声を大きくした私を見る
宏光くんの視線が冷たくて
それだけでズキンと心臓が痛んだ
先輩にも結び付けられたこの恋とスランプ
自分のせいで、、、
そう思わせちゃうかも
そんな予感はこんな時に的中して
でも・・・そう思われるのは
やっぱり絶対に嫌だった
だって、、、
私の毎日がこんなにも
"愛しい日々"に
変わったのは他でもない
宏光くんのおかげなのに
宏光くんにそんな事を言われたら
それを全部否定されてる
みたいでそれがすごく嫌で
先輩はともかく宏光くんにまで
そう思われるなんて
絶対に嫌で、嫌で、嫌で・・・
A「・・・すみません
大きな声出しちゃって・・・
でも本当に違いますから」
宏光「・・・。」
A「・・・。」
宏光「・・・わかった」
宏光「いや・・・嘘だな・・・
やっぱ正直全然わかんねーわ
けど今これ以上話しても
きっとお互い冷静になれないと思うし」
宏光「だから・・・
今日は別々に・・・過ごそっか」
・・・嫌です
なんて言えるわけもなく
黙って頷いた
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nico(プロフ) - 返信が遅くなってしまい本当にごめんなさい！まだ読んでくれてるといいのですが、、、。新しい章に移りさらに主人公は葛藤していきます。マイペースでの更新ですが最後まで読んでくれると嬉しいです。 (2020年11月7日 23時) (
レス) id: 86c3460ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 検索でみつけて、一気読みしました。夕方、読み終えて…覗いたら追加されてて、嬉しかったです。主人公は葛藤してますね…(;_;)でも、宏光君の力でまた、書けるようになると信じてます (2020年8月8日 22時) (レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - nike32さん» コメントありがとうございます！恋してたは現在修正中の為終わり次第パスを外しますので少々お待ちください♪ (2020年8月1日 20時) (レス) id: 86c3460ec6 (このIDを非表示/違反報告)
nike32(プロフ) - 恋してたのパスワード教えていただきたいです＾＾ (2020年7月30日 10時) (レス) id: c0ced2ccb6 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» わお！長編なのにそれはそれはありがたいです！私も書いてる途中で遡りつつ読んでますが飛ばし読みに近いです笑酒豪っぷりもわかってくれたようで笑肝臓の数値は三人とも優秀という補足を入れておきます笑 (2020年7月23日 14時) (レス) id: 86c3460ec6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico
| 作成日時：2018年11月18日 21時
