Chapter377 孤独の方程式 ページ45
・
・
・
マル「ねぇっ！
今日バスの中で、隣に座った人が
『孤独の方程式』読んでたの！」
A「本当にっ！？」
マル「もーつい
話しかけたくなっちゃったよ」
A「あの編集者の人
大丈夫、これは売れますよーなんて
言ってたけど、
どうにも信じられなくてさぁ・・・」
マル「私、最近毎日のように
本屋行ってるけど
Aの本の前に立ってる人いたら
後ろから『買え！』って念送ってるし
それで買う人もいるんだって！」
A「もー何やってんの(笑)」
マル「でもでも
本当にすごい事だと思うよ
Aの作品が
羽つけて日本全国に飛び渡って
色んな人の心動かしてるなんて」
A「どうなんだろう
・・・動いてくれてるのかなぁ？
無駄遣いしたって
思われてなければいいけど・・・
１冊だけ出して消えてく作家も
少なくないみたいだし」
マル「大丈夫だって！
だってバスで見た人も
めちゃくちゃ夢中で読んでたよ！
私が降車ボタン押して
降りる時に『すみません』って言っても
すぐ気づかなかったくらい」
A「・・・そうなの？」
マル「本当だって！
ちょうどあの、主人公が
失恋しても泣けなくて
玉ねぎ１０個切るシーンだったから」
A「えっ
見てたの(笑)？」
マル「もちろん、そーっと
気づかれないようにだよ」
A「もー・・・」
惚けた顔して
マルは舌を出した
A「・・・でもさ
素直に嬉しいよね
もしも誰かが私の作品読んで
少しでも何か感じてくれるなら」
A「会わなくても
話さなくても
本の世界でたくさんの人と
繋がれるなら凄い事だし
・・・作家になってよかったって思うよ」
マル「私もAの変わりに
ありがとうございますって
言いたくなったもん」
A「本当に
読んでくれた人全員に
お礼言いたいくらい」
マル「・・・ん
そうだね」
マル「でもさきっとAにとって
"小説家"っていう仕事は
"天職"になると思う
いや、間違いない！
このまる子さまが言うんだから絶対だよ」
A「天職ねー・・・
そうなるかなぁ？」
マル「なる！
だから、もし自分で
確信が持てた時はさ・・・」
Chapter378 冬の訪れ→←Chapter376 現実
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2366人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nico(プロフ) - 返信が遅くなってしまい本当にごめんなさい！まだ読んでくれてるといいのですが、、、。新しい章に移りさらに主人公は葛藤していきます。マイペースでの更新ですが最後まで読んでくれると嬉しいです。 (2020年11月7日 23時) (
レス) id: 86c3460ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 検索でみつけて、一気読みしました。夕方、読み終えて…覗いたら追加されてて、嬉しかったです。主人公は葛藤してますね…(;_;)でも、宏光君の力でまた、書けるようになると信じてます (2020年8月8日 22時) (レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - nike32さん» コメントありがとうございます！恋してたは現在修正中の為終わり次第パスを外しますので少々お待ちください♪ (2020年8月1日 20時) (レス) id: 86c3460ec6 (このIDを非表示/違反報告)
nike32(プロフ) - 恋してたのパスワード教えていただきたいです＾＾ (2020年7月30日 10時) (レス) id: c0ced2ccb6 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» わお！長編なのにそれはそれはありがたいです！私も書いてる途中で遡りつつ読んでますが飛ばし読みに近いです笑酒豪っぷりもわかってくれたようで笑肝臓の数値は三人とも優秀という補足を入れておきます笑 (2020年7月23日 14時) (レス) id: 86c3460ec6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nico
| 作成日時：2018年11月18日 21時
