Chapter356 前のめり ページ24
開いたドアの先には
・・・
しーんと静まり返った
エレベーターホール
勝手にドアの先にいる
宏光くんを想像して
上がっていた口角と肩を
これでもかっていうくらい
落としてドアを閉めた
・・・。
苦しいよ
宏光くん
宏光くんのいない３２階は
空気が薄くさえ感じるよ。。。
-----------------
結局、会えなかったということが
いつも以上に私から
やる気を奪っていった
無論、言い訳なのは
自分自身が痛いほどわかってる
ただ息を吸って吐いての
繰り返しで時間は過ぎ
大半の人が１日の仕事を終え
帰路につき出す頃
明日から始まるコンサートを前に
宏光くんに会える確率は絶望的で
でもこんな沈んだ気持ちのまま
せっかくのコンサートに行くのは嫌で
昼のうちにマルに告げた
今日も泊まりに行く宣言
そろそろ用意するかーって考えてると
prrrr
ソファーと完全一体化していた
身体を勢いよく起こし
A「はいっ」
宏光「早っ(笑)」
A「えっ？・・・
あっすいません(笑)」
宏光「いや、謝るとこじゃないけどさ(笑)」
A「・・・はい」
宏光「っつーかごめんなー
なんか行き違いばっかで」
A「いえ・・・
あっ、いよいよ明日からですね」
宏光「そうなのよ
まーAは最終日だから
間違えないでね(笑)」
A「それはもう！
絶対大丈夫です！」
宏光「そっか(笑)
でさ、今日なんだけど」
・・・高鳴る心臓
宏光「これから久々
ヤス達が家来るから
Aもどうかなって思って」
A「えっ？」
宏光「あ、悪い
もしかして何かしてた？」
A「いえ、特に
今は・・・」
宏光「ん？今は？」
A「あー・・・これから
マルの家に行く約束してて」
宏光「あーそっか
それなら仕方ないね」
A「すみません」
宏光「だから謝る事じゃないし
なら、今日はお互い別々に」
・・・今日もね
A「そうですね」
宏光「じゃーマルちゃんに
よろしく言っといて
楽しんで来てね」
A「・・・はい」
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nico(プロフ) - 返信が遅くなってしまい本当にごめんなさい！まだ読んでくれてるといいのですが、、、。新しい章に移りさらに主人公は葛藤していきます。マイペースでの更新ですが最後まで読んでくれると嬉しいです。 (2020年11月7日 23時) (
レス) id: 86c3460ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 検索でみつけて、一気読みしました。夕方、読み終えて…覗いたら追加されてて、嬉しかったです。主人公は葛藤してますね…(;_;)でも、宏光君の力でまた、書けるようになると信じてます (2020年8月8日 22時) (レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - nike32さん» コメントありがとうございます！恋してたは現在修正中の為終わり次第パスを外しますので少々お待ちください♪ (2020年8月1日 20時) (レス) id: 86c3460ec6 (このIDを非表示/違反報告)
nike32(プロフ) - 恋してたのパスワード教えていただきたいです＾＾ (2020年7月30日 10時) (レス) id: c0ced2ccb6 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» わお！長編なのにそれはそれはありがたいです！私も書いてる途中で遡りつつ読んでますが飛ばし読みに近いです笑酒豪っぷりもわかってくれたようで笑肝臓の数値は三人とも優秀という補足を入れておきます笑 (2020年7月23日 14時) (レス) id: 86c3460ec6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico
| 作成日時：2018年11月18日 21時
