〇〇な彼女〜STAY〜

続・マンネリな彼女8 ページ8

A「それなら

私が行けば間に合う！」









レン「でも」









A「それに久しぶりに

あそこのクッキー

食べたいから買いに行こうって

思ってたんだよねー」









レン「ん？」









A「あっごめんなんでもない(笑)

クライアントの為ですから

お安い御用です！

とりあえず着いたら連絡するね」









その後は急いで用意して
電車に乗る前にレンに連絡









電車に揺られながら受信したのは
渉からのごめんねスタンプ１つ








Aこれから仕事になっちゃった

A渉は何時に終わる予定?









渉19時の予定

渉頑張って








Aありがとう!

Aわーも頑張ってね!







その後は返事どころか既読にすら
ならないまま目的地に着いて
改札を出たら









そこにはレンがいた









A「セーーーフ！」









の言葉と一緒に
両手を広げポーズを決めると
レンは笑って頷いた









打ち合わせは３０分の予定で
終わったら【お酒以外を奢る】と
お誘いを受けそれならと快諾









自分のクライアントでもあるので
おまけという感じで同席して
予定通りに打ち合わせは・・・









・・・終わらず









私が参加したことによって
せっかくだからと別日に予定してた
デザイン案についての話まで進み
結局打ち合わせが終わった頃には
すっかり日は暮れ
時計の針は２０時を指していた









クライアントの会社を出て
レンと２人で歩く駅までの道









A「レンの営業トークは今日も

きれっきれだったねー！

さすが我が社のエースは違うねー」









レン「そんなことより

まじでごめんなー・・・

結局こんな時間になっちゃって

せっかくの休みだったのに」









A「いーよいーよ

っていうか別にレンのせいじゃないし！

週明けに訪問する予定だったのが

なくなって１回で終わったって

考えればラッキーじゃん！」









レン「まー・・・そうだけどさ」









A「そういうレンは

大丈夫なの？

私が急に参加しちゃって

予定変わっちゃったよね？

こっちこそなんかごめんね」









レン「いや・・・俺は終わったら

直帰の予定だったし

その後も特に予定入れてなかったから」

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