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Chapter44 ページ45

先輩が横に来て
同じようにポスターを見つめ








永里「前にはいずれは

企画にって言ってたじゃん」









A「はい・・・

いつかはって思ってます」









永里「なら尚更1年に1回しかない

チャンスは見逃すなー

1つでも多く掴み取れ

早いなんて事は絶対にないから」









A「そうですよね・・・」









永里「エントリーするだけでもさ

意味のあることになると思うよ?

自分のアイディアを

第三者に良くも悪くも評価

されるだけで見えてくる事もあるだろうし」









A「・・・はい

もう一度考えてみます」









永里「ん・・・頑張って」









A「ありがとうございます・・・

って・・・時間!

早く行かなきゃ!すみません・・・

私これから店舗なんです

今日、店長の川澄さんお休みなので」









永里「あっそうなんんだ

ごめんごめん

呼び止めちゃって

あれ?でも予定表・・・」









A「はっ!!忘れてたっ!」









A「すいません

書いてきますっ」









ドタバタと戻ると
そうなることを予測してたかのように
じっと見つめる部長に
ペコペコと頭を下げ
苦笑いを浮かべながら









行動予定表に貼られた
自分の苗字のマグネットをひっくり返し
社内にはいない意味の赤色に変わった
マグネットの横に









『表参道店→直帰』と
書き込んで会社を出た









もうっ閉店までには行けるって
言っちゃったのにー・・・・









地下鉄を降りて
階段も休むことなく昇って









地上に出ると温まった体から
吐いた白い息は空へと昇り
頬にあたった冷たい空気が
少し心地よくさえ感じた









でもゴールはここじゃない
クリスマスが近いこともあって
いつも以上に混雑するケヤキ並木









イルミネーションに目を奪われながら
歩く人達をくぐり抜けるように進んで
明治通りの交差点で止まった時には
完全に息が上がっていた









口元まであげていた
ストールを下げ
出来るだけまわりに
気づかれないように呼吸を整える








でもすぐに信号が変わって
呼吸が落ち着く前に
前へと足を進めた

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設定タグ:二階堂高嗣 , キスマイ , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 私の王子様ーどこどこー!?そもそも王子様なんているのか・・・いないのか・・・!? (2017年1月27日 21時) (レス) id: e3923fbf74 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - うぉ!5年後!王子様を忘れたころに再会!どうなる?! (2017年1月25日 21時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - みぃさん» ツラタンパニタンスーリスリ♪いいですねww (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - kumiさん» タカシちゃんの本心・・・突き放して突き放して・・・突き放す?それとも・・・? (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ゆうさん» あれ?あれあれ?ですよね・・・。どうなってくのか・・・待っててくださいー! (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nico | 作成日時:2016年12月9日 21時

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