Chapter31 ページ32
それからの毎日は
"後悔"と"開き直る"を
繰り返す日々で
最終的には
コイントスで決めた
結果は
『後悔』
なので２回ほどやり直して出た
『開き直る』で最終的によしとした
開き直ると決めてからは
タカシちゃんからの連絡を
待つだけの日々で
授業中にノートに無意識に書いてた
『二階堂高嗣』の文字から始まって
わざと帰りを遅らせ
偶然を狙いに行った日
携帯握りしめたまま
出窓から夜空を見上げた日
神社の神様に
そろそろ次の展開を
お願いしに行った日
それでも何の音沙汰もなく
ノートには『な・ぜ・こ・な・い！』
の文字が連なっていた
ぬぁーーーんにも
楽しみがないまま迎えた夏休み
その日は部活も休みで
ぬぁーーーんにも予定もなく
お腹も減らないまま
遅めのお昼に出された冷麦を
箸で持ち上げて
A「ママー・・・
何で冷麦って
ピンクと緑入ってんだろー」
ママ「・・・さぁ？」
A「・・・ママー
最近インパしてないねー」
ママ「この時期は嫌よ
日に焼けちゃうもの」
A「えぇー
ちょっとくらいいいじゃーん」
ママ「ダーメ！
この前ピーリング
行ったばっかりなの」
A「ケチー・・・
あーあ・・・終わった
私の夏休み完全に終わった
来年は受験なのに・・・
待って待って！
ってことはつまり
私の高校生活ほぼ
終わったってことじゃない？」
ママ「そんな大袈裟な(笑)
・・・あ、だったら夜
お風呂行かない？」
A「・・・お風呂ねー
何もしないよりマシかぁー・・・」
ママ「じゃー決まりね」
机の上で震えた携帯
手に取り確認すると
♪
ミツキ→A
これから同窓会第２弾だってー！
もちろん来れるよね？
王子も来るってー！
「えぇーーーーーーーーーーーっ」
ママ「何っ？
急に大きい声出さないでって
いつも言ってるでしょ？」
A「ママっ
ごめんやっぱお風呂行けないっ」
ママ「えっ？」
返事はせず
自分の部屋に急いで向かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 872人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 私の王子様ーどこどこー！？そもそも王子様なんているのか・・・いないのか・・・！？ (2017年1月27日 21時) (
レス) id: e3923fbf74 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - うぉ！５年後！王子様を忘れたころに再会！どうなる？！ (2017年1月25日 21時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - みぃさん» ツラタンパニタンスーリスリ♪いいですねｗｗ (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - kumiさん» タカシちゃんの本心・・・突き放して突き放して・・・突き放す？それとも・・・？ (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ゆうさん» あれ？あれあれ？ですよね・・・。どうなってくのか・・・待っててくださいー！ (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nico
| 作成日時：2016年12月9日 21時
