恋してた_3 [yuta_t]

Chapter124 ページ31

マキ「裕太君には？

もう会わないの？」






　
　
　
　
　



A「・・・会いたいよ

今すぐにでも会いたい

変わったようで何も変わってないし

３日前と同じ気持ちで裕太が好き」









マキ「・・・それなら

もう１回連絡してみれば？」









A「・・・ううん

それは出来ない

裕太はもう違う方を見てるから

何回会っても結果は同じだよ」









裕太の言葉









あゆみちゃんの顔









交互に脳裏に繰り返される









一緒だと思っていたのに
いつからか私だけが
1人取り残されていた









マキ「・・・そっか」









マキ「じゃー・・・

パリはどうするの？」









A「ん・・・行く

私、パリに行くよ」









A「失うくらいならって

思ったけど・・・このパリ行きは

やっぱり自分にとって

大きなチャンスだし・・・

何より私、、、この仕事大好きだしね」









うっすら涙をためたマキの瞳









A「でも・・・

正直に言うと

どこかで逃げたい部分もあるのかも」









A「会えなくても

裕太がいなくなったわけじゃないし

会いたくても会えないところに・・・

会いたくなくても会わなくてすむところに

行きたいって気持ちも

少なからずあるかな・・・」









マキ「・・・そっか

じゃー私も正直に言うけど、、、」









マキ「私は・・・

めちゃくちゃ寂しいよ！

Aがいなくなるとか

全然想像つかないし！

寂しくて寂しくて仕方ないっ！」









A「ふふっ(笑)ありがと

でも大丈夫だよ

しんちゃんいるでしょ？」









マキ「それとこれは別なのー」









A「それならねー

どうしても会いたくなったら

パリに遊びに来てよ」









マキ「・・・そうだよね！」









A「え？

ちょっと冗談で、、、」









マキ「私、パリに行く！

絶対遊びに行くから！

だからそれまでにいいお店

ちゃんと見つけておいてよ？」









A「・・・わかった(笑)

じゃー待ってるね」









マキ「よし、明日

ガイドブック買ってこよ」









A「早いな(笑)

せめて私が行ってからにしてよ」

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