Chapter08 変化 ページ9
二人がベンチに
座るのを確認し
裕太「後ろからまわって・・・
驚かす(笑)」
A「えっ?やめなよ!
絶対ホノカ怒るよ?」
裕太「大丈夫だって!
あっヌーピー使う?」
A「やだよ
っていうか帰ろ?ねっ?」
小声でこそこそやり取りする私達を
首をかしげながら聞くヌーピー
裕太「ちょっとだけだっ・・・」
突然黙り込み前を見つめる裕太
A「何?」
裕太と同じ視線に合わせると
・・・あっ
そこにはキスする2人
裕太「・・・つまんねーの」
そう言って来た道を
引き返し始めた
A「え?ちょっと待ってよ!」
その後をまた私とヌーピーは
慌てて追いかけ
それからの帰り道は
私も裕太もあまり話さなかった
2人がすごい遠く感じた
・・・でも
好きとか付き合うとか
なんとなく
・・・本当になんとなく
そういうことなんだなって
ちょっとだけわかった気がした
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中学2年生。冬。
その日は寒い寒い夜で
塾が終わり
1人で歩く帰り道
あまりに寒くて
温かい飲み物でも買おうと
入ったコンビニ
入った瞬間雑誌コーナーにいた
裕太と目が合った
毎日学校で会ってるはずなのに
なぜか学校以外でしかも2人で会うのは
やっぱり少しだけ恥ずかしい
そんな気持ちを悟られないように
A「うー寒いっ!
何読んでるの?」
そう言うと裕太は無言で
ぶ厚い漫画雑誌の表紙を私に見せた
A「ふーん」
足を止めることなく
裕太の後ろを通過して
ドリンクコーナーヘ移動
お茶・・・
あっココアもいいなぁー・・・
迷ったあげくココアを
手にしてレジに向かうと
レジの前に立っている
裕太とまた目が合った
少し距離を取って
裕太の後ろに並ぶ
店員が商品を袋に詰め渡すと
裕太は何も言わず
ドアの方に向かって歩きだした
・・・バイバイくらい言ってよね
心の中でつぶやいた
Chapter09 違い→←Chapter07 青春そのもの
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nico(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます★主人公に訪れた新たな恋の予感・・・次は移行しての公開になる予定なのでしばし更新をお待ちください♪ (2016年2月25日 10時) (レス) id: 4943dbdf4d (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - こんばんは!更新ありがとうございます。サク先輩とお付き合いするのかなぁーと…次の更新も楽しみにしています^^ (2016年2月24日 23時) (レス) id: bb0c6b0d43 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ちゃんたまさん» コメントありがとうございます!今回『切なさ』をテーマに書き始めてしまって現在ラブラブ要素ほぼないですが(笑)ハンカチ用意して最後まで読んで頂けると嬉しいです! (2016年2月23日 13時) (レス) id: 4943dbdf4d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんたま(プロフ) - こんばんは!!私はラブラブが大好きなのに…nicoさんのお話にはいつも引き込まれ泣かされてます。今は辛くてもいいから最後はハッピーエンドを願ってます。更新楽しみにしています。 (2016年2月23日 2時) (携帯から) (レス) id: f953fb9fa5 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます!また一気に読んで頂けて嬉しいです!大人になればなる程切なさって増す気がします。。。そんな主人公の恋心に注目して読んで頂けると嬉しいです★ (2016年2月21日 23時) (レス) id: 4943dbdf4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nico | 作成日時:2016年2月14日 0時