好きって言わない ［yuta_t］

Chapter32 夢 ページ33

裕太「・・・。」









A「・・・。」









裕太「・・・って言わないのかよ？」









A「え？あっ聞きたいの？

興味ないかと思って(笑)」









裕太「そこは違うだろ(笑)」









A「そんなわかんないよ(笑)」









裕太「で、何？」









A「んー・・・聞きたいの？

まだ誰にも言った事ないんだよなぁ

親とかにも・・・」









裕太「いいじゃん

俺が１番になってやるよ」









A「何それ(笑)？」









裕太「何、目指してるの？」









A「・・・

ファッションエディターかな

ファッション雑誌の編集する人」









裕太「へー・・・

なんかかっこいいじゃん」









裕太「どうやったらなれんの？」









A「まずは・・・

とりあえず俗に言ういい大学に

入ることかな？

就職の為にね」









裕太「あー・・・

早稲田とか慶應とか？」









A「そうそう

よく知ってるじゃん(笑)」









裕太「知ってるに決まってんじゃん！

っつーかAってそんな頭いいの？

知らなかった！」









A「受かってから言って(笑)

でも大学だけでもちろん

受かるわけじゃなし

・・・特に私は働きたい会社あるから」









裕太「え？どこ？

何の雑誌作ってるとこ？」









A「裕太が見たこと

ありそうなのは・・・

よく筋トレとかの

特集やってる・・・」









裕太「え？筋トレの雑誌作りたいの？」









A「だから違うって！

私がやりたいのは

ファッション雑誌だよ(笑)

もう！人の話ちゃんと聞いてる？」









裕太「あぁそっか

びっくりした(笑)」









A「適当だなぁー」









裕太「まぁね(笑)」









A「裕太はデビュー？が

目標なんだよね？

なんか今グループなんでしょ？

それとは違うの？」









裕太「デビューっていうのはあくまでも

ＣＤデビューを指すの」









A「へぇー・・・

そういうものなんだね

うーたは着実に前進してるよね

私もがんばらなきゃなぁー」









裕太「そんなことねーよ」









裕太「じゃーさ・・・

もし俺がデビューして

Aの夢も叶ったら

お互いにその時一番欲しい物を

あげ合うってどう？

そういう目標あれば

少しはやる気に繋がんじゃん？」

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