Chapter03 縮まらない距離 ページ4
結局ガクもホノカも
私と玉森くんを間にはさむより
自分達で進めたほうが
早いと気づいたのか
その後は２人が予定を決め
私は夏休み中に１度だけ
制服姿じゃない玉森くんに会った
本当はもう１度誘われたけど
予定があると言って断った
会ったのは夏とは
無縁の地元のファミレス
基本的には学校と同じで
ガクとホノカが話して
私と玉森くんがそれを聞く
どんどん距離が
縮まるホノカとガク
それに比べて私と玉森くんの距離は
おもしろいくらいに距離は縮まらない
ガクとホノカが２人で
盛り上がってる時も
コーラの入ったグラスのストローを
つまらなさそうに
ただグルグルと
掻き混ぜる姿を見て
むしろ嫌われてる？
そんな風にさえ思った
そんな思いもあって２回目の誘いは
私の足を遠ざけたのかもしれない
後から聞いた話では
その日玉森くんも来なかったらしく
結果的にホノカとガクの
距離がさらに縮まった
そのせいか断った時に電話越しで
少し不満気な声を出したホノカも
最終的に訪れた思いがけぬ展開に
むしろこんなチャンスをくれて
ありがとうと喜ぶ
私も断った後ろめたさから
少し解放された気になったのと同時に
あとは順調に２人の
恋が進んでくれれば
私も玉森くんも気まずい
思いをしなくてすむ
・・・そんな思いもあった
-------------
中学1年生。秋。
秋とは名ばかりで
まだまだ街路樹が色付く気配はない
そんな頃に
いつもの散歩コースを変えて
たまたま寄った公園
いつもより長く犬と
遊んだ後の帰り道
コンビニの前で部活帰りの
玉森くんと会った
お互い一瞬固まって
でも私に近づいてきた玉森くん
玉森くん「ちょっと触ってもいい？」
A「どうぞ・・・」
Chapter04 私の名前は→←Chapter02 夏休み前の法則
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nico(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます★主人公に訪れた新たな恋の予感・・・次は移行しての公開になる予定なのでしばし更新をお待ちください♪ (2016年2月25日 10時) (
レス) id: 4943dbdf4d (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - こんばんは！更新ありがとうございます。サク先輩とお付き合いするのかなぁーと…次の更新も楽しみにしています^^ (2016年2月24日 23時) (レス) id: bb0c6b0d43 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ちゃんたまさん» コメントありがとうございます！今回『切なさ』をテーマに書き始めてしまって現在ラブラブ要素ほぼないですが（笑）ハンカチ用意して最後まで読んで頂けると嬉しいです！ (2016年2月23日 13時) (レス) id: 4943dbdf4d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんたま(プロフ) - こんばんは!!私はラブラブが大好きなのに…nicoさんのお話にはいつも引き込まれ泣かされてます。今は辛くてもいいから最後はハッピーエンドを願ってます。更新楽しみにしています。 (2016年2月23日 2時) (携帯から) (レス) id: f953fb9fa5 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます！また一気に読んで頂けて嬉しいです！大人になればなる程切なさって増す気がします。。。そんな主人公の恋心に注目して読んで頂けると嬉しいです★ (2016年2月21日 23時) (レス) id: 4943dbdf4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico
| 作成日時：2016年2月14日 0時
