Chapter29 かわいくない ページ30
はずれた事が
私に火をつけ
A「髪はロングの巻髪とかでー」
A「全身モコモコの
ルームウエアとか着てさぁ・・・」
A「ほら、美味しい紅茶とか
詳しくてそれに合う
マカロンとかも知ってて」
A「ビールなんかじゃなくて
かわいい名前のカクテル頼んで
すぐ酔っちゃって」
A「ごはん何食べてるの?
って言うくらい華奢で・・・」
A「ペットボトルのキャップとか
うまく開けられないーって
頼んじゃったり」
A「女の子として
産まれてきたことをちゃんと楽しめて」
A「辛い時、寂しい時は
ちゃんと甘えられて」
A「それから・・・」
自分でも何を言ってるのか
誰に言ってるのか
どんどんごちゃごちゃしてきて
A「バンビみたいに・・・」
A「バンビみたいに
守りたくなるような・・・」
そんな自分が哀れに感じて
瞳に一気に溜まった水分
手すりに乗っけた両腕に
顔を埋めて歯を食いしばった
A「あーあ
なんか酔っ払っちゃったなぁ(笑)」
涙よ・・・止まれ!
そう願った瞬間
後頭部に触れた感触
パーカーのフードが
私の頭をすっぽり包んで
太輔「誰も見てないし」
太輔「いいんじゃない?泣いても」
A「・・別に泣いてないもん」
でも・・・顔はあげられなかった
かわいくない
自分でも呆れるくらいかわいくない
優しく2回
ポンポンと太輔の手が
私の頭を優しく叩いて
それだけで"ナミダ"は止まった
それから・・・
『今日は一人でいたくない』
『私だって寂しい』
『本当は誰かに甘えたい』
『お願い、一緒にいて』
『タイスケ・・・くん・・・・』
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nico(プロフ) - 由貴さん» コメントありがとうございます!藤ヶ谷くんのイメージを壊さないように書いていければって思ってます★ (2016年2月19日 0時) (レス) id: 4943dbdf4d (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは!!凄く良いですね!!太ちゃん格好いいです!! (2016年2月18日 1時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます!これからも明るい要素を取り入れラブコメチック全開で頑張ります! (2016年2月15日 22時) (レス) id: 4943dbdf4d (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいです(^^)時折クスクス笑ってしまう会話とか最高です(笑) (2016年2月15日 20時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nico | 作成日時:2016年2月7日 13時