アンチな彼女［taisuke.f］

Chapter23 期待は禁物 ページ24

その後は連絡を
取り合う事もなく
あっけなく終わった









地元の駅で何度か
見かけたことはあったけど









ただそれだけで
ヒロトが今どこで何を
しているのかは知らない









でも









アイドルを続けてる









そんな情報は特に耳には入らなかった









これが私を"アンチ"にした理由









だからと言って何も変わらない









自分から知ろうとさえしなければ









無縁の世界









それだけの話





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駐車場でしばらく話した後









待ち合わせをした
コンビニの前まで送ってもらい









A「今日は本当に

何から何まで

ありがとうございました」









太輔「ううん！俺もすごい楽しかったし」









A「・・・山わさびとか(笑)？」









タイスケ「あれは最高だったね(笑)」









A「だよね(笑)

・・・じゃー

気をつけて帰ってね！

本当にありがとう」









タイスケ「あのさっ

よければ・・・ＬＩＮＥ

教えてもらっても・・・いい？」









A「・・・あ、うん」









ＩＤの交換をして









太輔「ありがと」









A「うん」









太輔「また・・・会えるかな？」









A「会えるんじゃないかな？

私は結構な確率で

Ｒａｄにいるから(笑)」









太輔「わかった(笑)」









部屋に戻るとどっと出た疲れ









久しぶりにデートは体にこたえる









疲れを取るためすぐにお風呂に入って









バスタブの中で思い出すのは
やっぱり今日の出来事









・・・また連絡来るのかな？









もう用事も弁解も必要ないし・・・









でもわざわざ
ＬＩＮＥ聞くってことは・・・









・・・。









お風呂からあがって
ちょっとだけ・・・
ほんのちょっとだけ期待して
確認したスマホ









連絡・・・・









なし！！









はい終了！！！









はいビール！！！

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