Chapter22 彼女orファン ページ23
待ち合わせ場所にいると
すぐにヒロトは来た
一緒に地元の駅まで帰って
行きつけのファミレスへ
席に案内される途中
レジの横にあったゴミ箱にあろうことか
持っていた紙袋を投げ入れたヒロト
嘘でしょ・・・
席につき何事もなかったように
メニューに目を通すヒロトに
こみ上げてくる怒り
A「・・・さっき
ゴミ箱に何捨てたの？」
ヒロト「え？あー別にゴミだけど」
A「ゴミじゃないよね？
貰ったんだよね？」
ヒロト「・・・何？見てたの？
もしかして妬いちゃった？
大丈夫！俺はAの
チョコしか食べないから」
そう言ってテーブルの上に乗せて
あった私が用意した紙袋を取る
A「貰ったんでしょ？
ちゃんと手紙読んだの？」
ヒロト「いや・・・でも
書いてあることはだいたいわかるし(笑)」
A「ヒロトの事
応援してくれるんでしょ？
ちゃんと読まなきゃ」
ヒロト「何？説教？
どこの誰かもわからないようなやつの
作ったものなんか怖くて食えねーし」
A「手紙は読めるよね？」
ヒロト「手紙も一緒だろ
待ち伏せされて
好きとかずっと見てますとか
普通に怖すぎるから」
A「ねぇ・・・ヒロトは
何を目指してるの？」
ヒロト「っつーか何？
何でお前にそんな事
言われなきゃなんねーの？
俺だけじゃねーし！
みんな普通にやってるから！」
ヒロト「それとも何？
アイドルはみんな届いた
チョコ全部食べて
届いた手紙読んでるとでも思ってるわけ？」
A「そんな事言ってない
でも気持ちは大事にするべきじゃないの？」
ヒロト「お前さー調子にのんなよ？
彼女だからって
それともファンにでもなる？」
A「・・・最低
あんたみたいのが
アイドル目指してるなんて」
ヒロト「はぁ？何だよそれ
マジ・・・胸糞悪い」
私からの紙袋持ち席を立つヒロト
少しして
バンッ！
店内に響き渡る大きな音
振り返らなくてもそれが
何の音なのか私にはわかった
そのまま出るわけにもいかず
ドリンクバーだけ注文し
注ぐこともなくレシートを持ってレジ向かい
・・・・正解
ゴミ箱には
私からの紙袋があった
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nico(プロフ) - 由貴さん» コメントありがとうございます！藤ヶ谷くんのイメージを壊さないように書いていければって思ってます★ (2016年2月19日 0時) (
レス) id: 4943dbdf4d (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは!!凄く良いですね!!太ちゃん格好いいです!! (2016年2月18日 1時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます！これからも明るい要素を取り入れラブコメチック全開で頑張ります！ (2016年2月15日 22時) (レス) id: 4943dbdf4d (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おもしろいです(^^)時折クスクス笑ってしまう会話とか最高です(笑) (2016年2月15日 20時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico
| 作成日時：2016年2月7日 13時
