アンチな彼女［taisuke.f］

Chapter12 軽い女 ページ13

A「違う？

あっ・・・じゃー

幸せになる木とか？」









？「ひっでなー(笑)

俺詐欺師じゃないよ！

まー昨日は泥棒呼ばわりしちゃったけど」








疑いの眼差しを向けてると









？「ごめん・・・

昨日いろいろ勘違いしちゃって

電話して謝ろうとも思ったんだけど

帰り道に店覗いたらいたから・・・」









？「ごめんなさい

本当に謝りたかっただけなんだ」









A「・・・そうですか

じゃー私も詐欺師みたいな事

言っちゃってごめんなさい」









？「何か食べたいものない？」









A「もう本当に

お腹いっぱいで・・・」









？「今日じゃなくて」









A「でもー・・・」









？「お寿司とか好き？」









A「嫌いな人なんて

いるんですか？？」









？「すっごい美味しい

お寿司屋さん知ってるんだ

よければご馳走するから行かない？」









A「私、結構食べますよ？」









？「全然構わないよ(笑)

じゃーいつにしようか？」








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『タイスケ』名乗った
謎の男と約束して約１週間









明日が約束の日









今になって焦りだしたベッドの中









本当にまた会うのかな？








あの日以降特に連絡はない









軽い女・・・
そう思われてるのかな？









いや！私・・・軽っ！
めちゃくちゃ軽い！









自分が自分に一番、嫌悪感









ほぼ知らない相手と食事とか・・・









なんか普通に約束しちゃったけど
おかしいおかしい









こんなの自分じゃない









やっぱりやめよう
明日の朝断ろう








・・・メール聞いとけばよかった





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次の日






９時




１２時




１５時








３時間起きに電話しても
繋がらない電話









困った・・・









やっぱり約束自体が嘘？








それならそれでいい









約束は１９時に
山手通り沿いのコンビニの前









１８時まで後１０分







最後の電話をしようと
テーブルにスマホを起きソワソワ









あっキーコに返事しなきゃ！









スマホを手に取り画面を
タップしたところで突然の着信画面









『タイスケ』









うわっ！どうしよう？









電話・・・・









断らなきゃ！

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