短編集 (ページ4)

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クリスマスツリー Ki ページ4

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1年前の今頃は、凄く幸せだった。

自分で言うのもあれだが、

愛されていた。凄く。

俺がどれだけ素直になれなくても、

「可愛い」って言って甘やかされて、

愛を告げられていた。

俺はその状況に常に甘えていた。

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でも、

想いは伝えなきゃ分からないことのほうが多くて、

結局、大好きで愛していたあの人を苦しめてしまった。

1年前、このクリスマスツリーの前で人の目を盗んで手を繋いできたときはヒヤヒヤした。

俺たちの関係は、きっと周りからはよく思われないはず、

だけど、そんなことを気にせず手を繋いで、

優しい目で俺を見つめてくれたあいつに目を潤ませたのは今でも忘れないし、
忘れられない。

あのときは、きっと一生この人といるものだと

乙女のようなことを考えていた。

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時間が経てば解決するなんて大嘘で、

時間が経てば経つほど、鮮明に思い出して

苦しくなる。

あいつは、「俺ばっかりが好きな気がする。」

って言って俺を振ったけど、

俺のほうが好きで好きで仕方がなかった。

だから、こうやって今年も君を思い出して

このクリスマスツリーの前で涙しているんだ。

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今年も、このクリスマスツリーの前で

優しい目をして見つめて欲しい。

ぎゅっと手を握って欲しいんだ。

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次は、ちゃんと素直になるから。

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サラリーマンFとKi
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こんばんは。りんちゃです。

今回はハッピーエンドじゃなくなってしまいました...
出来れば続きを考えてハッピーエンドで終わらせてあげたい！と思っています...が！わたしに有言実行ができるのか不安です。

このお話は数日前に友人と某所にクリスマスツリーを見に行ったときのお話で、本当にドラマみたいなのですが、カップルばかりいる中でひとりで涙を浮かべてクリスマスツリーを見ている方を見て書いた作品になります。
本当はなにを思っていたのかは分かりませんが、ついつい見てしまいましたという小話です。

また、次のお話のときにお会いしましょう。

りんちゃ

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(お話が読みづらいかと思われるので、前回更新時に上げさせて頂いた作者よりは非表示にさせて頂きました。)

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