大概甘い Ki ページ19
.
.
俺の勤める大学病院には厄介な医者がいる。
医大で看護の勉強をし、のちに看護師になった。
今年で、看護師になって8年目になる。
まだまだ、分からないことは多いし、男性が少ない環境だからたまに大変なこともあるが、周りの人たちも優しくて充実している。
今日は、夜勤でこの間途中でやめてしまったカルテの整理をしている。
こうやってカルテを見ているだけで、看護師になったなと実感するのは今も変わらない。
.
「北山さん」
と呼びカルテの整理をしている俺を後ろから抱き締めてきたのは、厄介な！外科医の藤ヶ谷だ。
「なんですか。藤ヶ谷先生。」
「んー？癒されにきたの」
「そうですか。」
そう言い返し、カルテに目をとおし続けていると、
「ねえ、北山。
ここでやらない？」
こいつは、院内でなんてことを言うんだ。しかも、あろうことかこいつは俺が答える前に下に手をかけやがった...厄介なだけじゃなくて、こいつは変態だ。
「嫌だ」
「お願い！1回でいいから病院でしてみたいんだって。」
「...1回だけだからな」
.
.
「ふじがや...1回って言ったよな」
「ごめんごめん。興奮しちゃってさ。」
1回と約束したはずなのに3回も犯 され、クタクタになった俺をシャワールームでシャワーを浴びせ、自分の診察室のベッドに寝かせてくれた藤ヶ谷。
「...」
「俺がお昼ごはん作るから許して？」
「明日の朝飯もな」
「喜んで作らせていただきます。」
情事後、シャワーに連れていってくれたり、飯を作ってくれると言われるだけで許してしまうのだから、俺も藤ヶ谷には大概甘い。
.
「でも、2度と病院ではしないからな。」
「ええー！」
「”ええー！”じゃない！反省しろ。」
「じゃあ、家でナースのコスプレ着てやろうか！
「ばかやろー！」
.
.
医者Fと看護師Ki
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんちゃ | 作成日時：2018年12月18日 22時
