【ヒプノシスマイク】うさポリさんとの破天荒な結婚生活【入間銃兎】 (ページ7)

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余計なお世話ページ7

銃兎さんが警察署に泊まり込みで働くようになって5日経った。
私は一人取り残されたような気がした
何をしてもダメだと思うマイナス思考や孤独感、そしてなにより頼りたいときにいなくて銃兎さんに腹を立てる自分に嫌悪感を感じていた。

きっと体は限界なんだろう、昼食は抜くことが多くなり、図書館で勉強する毎日
家に帰ったら悠ねえに迷惑をかけないようにとこれまで以上に家事や葵の面倒をみるようになった

おかげで点数はキープできているのだからいいのだろう

周りからも痩せていると指摘されたこともある
それでもこの時は分からなかったのだ、自分自身の愚かさや、これから人間崩壊していくことも

この日は曇り空だった、雨は降らないと天気予報でも言ってたから大丈夫でしょ。
家に帰る途中、黒い車が目の前に止まり目の前に立った
そう、白い赤い目をした男、まさしくヨコハマの王様こと碧棺左馬刻様だ。

「お前…無理してるだろ。」

『無理なんかしてません、私ができることを尽くしているだけです。」

「じゃあその目の下の黒いのはなんだよ…」

ん…と言われ鏡を渡されてみたのはくっきりと目の下に隈ができている顔がうつっていた
もうちょっと化粧したらよかったかなと後悔していたが

「銃兎がお前のこと心配してたぞ」

私は黙り込んでしまった
言葉に詰まってしまったのだ。

だが、予想外のことを言ってしまう。

『…さいな。』

「は？」

『うるさいって言ってんの。何様のつもり？』

左馬刻にも葵のお世話をみてもらってる。葵も懐いているみたいで助かっていたのに
思っていることとは真逆の言葉が出てしまう
それを聞いてみるみると怒りの表情へと変わっていくのが分かってたが

『何？ヨコハマの王様が人の心配してどうするの？それこそ偽善者だよね？』

偽善者は私じゃん…

『もう二度と私にかまわないで！』

伸ばしかけていた手を払い、そう言い切った

言った後で後悔した…なんでこんなこと言っちゃうのだろう
なんで…人の想いに答えられないんだろう…
こんな浅はかな事考えてももう遅いのにね…

家へ走っている途中で上からポタポタとしずくが落ちていく
それは土砂降りの大雨へと変わり、何もかもが冷え切っていた。