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翌日、私が起きたころには銃兎さんは案の定仕事に出かけていた
そして1週間は仕事場で寝泊まりすると置手紙が残されていた

…ま、大方私が昨日あんな態度をとって愛想でも尽きたんだろうな。
そう思った時、ぴんぽーんと軽快なチャイムが鳴る

玄関に出たら「やっほ」と声をかける背の高い人が立っていた


『ん…悠ねえ?』

「そうそう、今日からここに泊まらせてもらいますっ!」

『え?なんで?』

「なんでそんなテンション低いのよ?!」


「誰この人…あ」

後ろから葵ちゃんが表れて、悠ねえはびっくりしてたけど、すぐに笑顔に変わる
そしてかけよった葵ちゃんをだっこする


「えへへ♪」

「わたし、はるかだよ〜」

『うふふ、慣れるの早いなー、さすが悠ねえ』


悠ねえにせかされ、銃兎さんが作ってくれていた朝ご飯を食べ支度も済ませた
そして今日1週間は葵の面倒を見ると言ってくれたのだ

悠「ほら、学校行ってらっしゃい」

葵「Aいってらっしゃーい」

『ん、いってきます!…葵のことお願いね』

悠「まかせて!」


ま、悠ねぇなら頼りになるよね。大丈夫よね。
と思いながらバスに乗り込んだ。


***

講義中にもくるLINEの数々
ほとんどが悠ねぇからで葵の寝ているところや食べているところの写メを撮って送ってくれたのだ。

これだけでも癒される。
子育てって大変なんだ。こんなに馬鹿みたいに言い切った自分が初めて馬鹿に思えた。

でも今更投げ出す訳にも行かないので、いつか私の手から離れるまではやり遂げると決めている。

そういえば悠ねぇと葵って見た目がすごい似てるよな…
初対面の人でこんなに懐いてきたのは悠ねぇが初めてだ。

ますます謎が深まるばかりだ…

帰りは図書館によってテスト勉強。
もう少しでテストが近いから勉強は必須。

そして家に帰る。
そこには悠ねぇと葵がいて、晩御飯も作ってくれていた。久々に私以外の料理を食べれるのだ。

幻なのかな?と思ったけど、「現実だよ」という言葉を聞いて、はっとする。

「こりゃ重症だなー」と笑い声がする。
葵も「じゅうしょーってなに?」と聞いて、「病気が進んでるってこと」と返す声なんて聞こえないくらい無心でご飯を食べていた。

そしてお風呂に入ってさっさと勉強をしたのだった。

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空炭 - 面白いです!頑張ってください! (2019年8月8日 11時) (レス) id: 5799ba3b34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐみん | 作成日時:2019年6月10日 22時

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