【ヒプノシスマイク】うさポリさんとの破天荒な結婚生活【入間銃兎】 (ページ22)

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心配とお説教ページ22

ここはどこだろう
目が覚めたら見たことのない真っ白な天井、薬のにおい、やけに綺麗なベッド
その片隅で驚いたような表情を浮かべる…今逢いたかった人がいた

「心配かけさせるな…バカ」といって腰に抱き着いてきた
その衝撃で体中が痛む。
その表情を浮かべて「悪い」と言って身体から離れた

ここはヨコハマ国立病院で西園寺の連中が運転した車に跳ねられて私は左腕と左足の骨折
そして額の挫傷により少し頭の傷口を縫ったと言った
他にも手のひらや足のあちこちにも擦り傷が…
１週間の入院＋１か月の絶対安静と医者から言われたことを伝えられる

だから左腕が固定されてるのか…
だが、大事には至っていないようだともはなしていた

「どこか痛むところはないか」と尋ねるので「大丈夫よ」と笑顔で伝えると
また思い切り抱き着く

「貴女はどれだけ私を心配させたら済むんですか…」

『ごめんなさっ』

「もう私から離れないでといったでしょう…」といい涙を浮かべる銃兎さん
そんな銃兎さんに私から折れていない右腕をつかって抱き着くがすぐに離れすぐに葵のことを伝えると、銃兎さんは額を押さえ、「もうあいつら動いたのか…」と呟く

「A、落ち着いて聞いてくださいね。葵のこと、そして西園寺の全貌が分かりました。」

『大丈夫、今度は銃兎さんがいるから』

「あんときも俺がいただろうが」

少し頭が痛むが、銃兎さんが撫でたところだけは不思議と痛みが消えていった
そして落ち着いていく

『あの時は…碌に話せてなかったから…一人ぼっちだって思っちゃったの』

「それは悪かった。…葵の世話もお前に押し付けてばっかりで…」

『私もごめんね、頑固で…』

「全く少しは学習しろよ…」と頬をつまむ、そして人差し指で顎を強制的に銃兎さんのほうにむけられる。その目はいつも見慣れた私の大好きな優しい目つきだった。
だがすぐに呆れた表情を浮かべ、お説教を始める

「大体学習能力というものがないのですか？私がいないのなら部下から私に連絡してもらってくるのを待ってたらこんなことにはなってなかったんですよ。」

『まず西園寺が私も狙ってるなんて知らなかったもん！』

「それをこの前伝えようとしたら“私が葵を守る！”と言い張って出て行ったんでしょうが…
それを向こうは知らないとでも思うか」

『それは…ごめん。』

それでも銃兎さんの説教は止まない。久々な分溜まっているものも多かったのだろう
だから大人しく聞いておくことにした。