蒼髪の女の子 ページ2
大学の授業が終わり、私は今日もヨコハマの平和を噛み締めながら街を歩いていた。
今日も我が家へ帰るために。
今日の晩御飯は何にしようかなー?銃兎さんそう言えば大きい山があるって言ってたから今日は肉系にしようかなーと献立を考えていた。
ふと、微かであるが女の子の声がする…
助けて…って。泣き声もする…
そういえば私って面が割れてるな…と思い、近くのド●キでパピヨンマスクを購入し、子供の泣き声が聞こえる方に向かう。
そこには、手足を縛られ泣きじゃくってる女の子と囲むようにして蹴ったり殴ったりしている男達がいた。
『ちょっと、一人に寄ってたかって殴る蹴るをするのは馬鹿なんじゃない?』
「あ?お前何様だよ」
チンピラが私を睨みつけてるけど怖くない。だって、
『ふん、女だからって舐めないで?』
私にはこれがある…!そう言いながらヒプノシスマイクを取り出す。だが、なんか見たことの無いボタンがあるのに気づいた。
さっそく起動したら緑色の光を放つ。
私の周りにはサイバーライトとスピーカーが私を照らしている。
試しにボタンをポチッと押したら、先程の緑の光。放っていたライトから赤い光を放った。
なんか攻撃力が増していくような気がする。
いいフロウをかませそうだ…!!!
***
案の定私の足元にバタバタ倒れていく。もしかして私のヒプノシスマイクって電光石火のごとくでフロウをのせるのか…?だから精神干渉しやすいのか。なんてことを考える
私の後ろにはまだブルブルと震える女の子が一人
手足に巻き付いていた縄を全てほどいた
「おねえちゃん、ありがと。」
『ううん、私はそういう弱いいじめをしている奴が許せなかっただけだから』
特に私に近い境遇を見てるとほっとけない性分なんだ。
『さて…君を治療しないと』
「だいじょうぶ!私は平気だから」
私はその言葉に違和感を覚えた
そう、まるで小さいころの私を見ているような感じなのだ…
悠ねえに出会うまでの私に
『大丈夫、体をまさぐることはしないさ、少し聞いてたらよくなるよ』
こうして私は緑色の淡い光を分けるようにその子に向け歌ったのだった
その蒼い長髪の子の名前は…“あおい”とだけ答え、眠りに落ちていったのだった。
そして、警察と念のため救急車も呼んだほうがいいかと思い、連絡したのだった。
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空炭 - 面白いです!頑張ってください! (2019年8月8日 11時) (レス) id: 5799ba3b34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぐみん | 作成日時:2019年6月10日 22時