【ヒプノシスマイク】うさポリさんとの結婚生活【入間銃兎】 (ページ46)

今日:33 hit、昨日:2 hit、合計:42,897 hit

② ページ46

まさか控え室に行けるとは思わなかったなぁ…
それくらい銃兎さんの顔が知れ渡ってるって証拠かな？…いや、警察手帳みせてたから職権乱用事例か？

そして、悠ねぇがいるであろう部屋にいく。

そこでは、多くのスタッフが行き交う中、
スタジオの片隅でぐったりした様子で椅子に座っている人がいた。
私は勇気をだして声かけてみることにした。

『あの…榊枝悠…さんですよね？』

その人はパッと表情が明るくなったと思ったら
ぎゅっとハグをしてきた。

｢久しぶり…！会いたかった…！！A！！！｣

『私も会いたかったよ…悠ねぇ…』

相変わらず落ち着く体温や匂いがする…
そして涙がポロッと落ちる。

｢ちょ、あんたなんで泣いてるのよ！？｣

『ごめん！なんか会えたのが嬉しくってさ…！』

｢相変わらずなんだからもう…｣

ぎゅーと抱きついてたらねぇさんから引き剥がすように赤い手袋をした手が引き寄せ、途端にタバコや香水の香りに包まれた

銃｢はいはい、貴女達仲はいいのはいいことなんですが、生憎私の"妻"でしてね…｣

いやまてまて、この人女だって！なに女の人に向かって喧嘩売ってるの！？

悠｢…は？私話聞いてないんだけど｣

悠ねぇまで喧嘩を買わないでー！？
しかもここ人前！！

『だって、悠ねぇと連絡つかなかったし』

悠｢相変わらず頑固…えっとそちらの男性の方のお名前はなんというんでしたっけ？｣

銃｢おやおや、私のことを存じないとはとんだ世間知らずですねぇ～｣

悠｢は？知らないから名前聞いてるんでしょ？早く貴女から名乗ってもらえませんかね。｣

銃｢チッ、…入間銃兎だ。｣

なんでこんな中睨み合いっこが続いているんだ…
私早く抜け出したい…
ああ、この2人とてつもなく似たもの同士や

そして、銃兎さんにタイミングよく電話がかかってきたため、銃兎さんはスタジオからでた。
悠ねぇは静かに口を開く

悠｢ねぇ、A。あの約束忘れちゃった？｣

あの約束というのはもちろん"ずっと守る"というやつだ。しかし、私には銃兎さんがついている。
咄嗟に覚えるよ。と言ったのだが…

｢…ううんやっぱなんでもない。｣

これ携帯番号とLINEのID。といわれメモを渡された。銃兎さんも電話が終わったみたいで簡単に挨拶をしてスタジオから出たのだった。

三人とも複雑な思いを抱えながら…

悠｢…馬鹿A｣

『そんな顔しないでよ…はる。自分から離れていった癖に…』

銃｢んだよ…あの生意気娘は…！！！｣