【ヒプノシスマイク】うさポリさんとの結婚生活【入間銃兎】 (ページ19)

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③ ページ19

「では、一度しかいいませんからね」
その言葉を聞いた瞬間、銃兎さんの顔が真剣な顔つきになったと思った
いつもの黒い笑みではなく、なんていうんだろ…一言でいえば真顔なんだけども…

「貴方は短所だと思ったところが私にとっては好きなんです。
例え貴女や周りの人間が趣味悪いと言われようとも、私は私の想いを貫きます。
例えば、いつもドジを踏んでいろんなことをやらかしても、貴方は絶対にめげないじゃないですか。
悔しい表情を出してても、絶対に投げ出したりしないじゃないですか。私はそこに惚れたんです。
いつも私の話も聞いてくれて、本当にうれしいと思ってますよ。」

『それは…銃兎さんのためでもあって…一番は私のためなの。』

「なら、私が貴女のために何かさせてください。」

『銃兎さんは十分…！』

｢ならなんで泣きそうな顔をしているのですか？｣

そう言われるまで泣くなんてことはなかったのに…
なんでだよ…

銃兎さん(あなた)を前にすると気が緩んでしまう。
貴方にとって私は何？と言うとぎゅっと抱きしめた

｢私にとって貴方は大事な人です。初めて心から私が守りたいと思った人です。だからこそ離れて欲しくない…｣

『銃兎さん…』

｢そして何よりも私を精神的に支えてくれる中枢です。だから自信持ちなさい。｣

『狡いよ。絶対離れられないじゃん。』

｢離れたとしても、地獄の果までAを追いかけますから安心なさい。｣

『うう…銃兎さん好き…』

｢…俺もだ。愛してる。｣

そんな言葉を聞いて安心したのか
背中をリズムよく叩いていて心地よくなったのか
私はいつの間にか泣き止んでいた。

やっぱり銃兎さんに抱きついている方が落ち着くんだよね。
スーツに染み付いてるタバコの匂いや普段使っている洗剤や香水の匂いが全てを物語っているように見えて…

私は安心して銃兎に身を預けるようにして目を瞑った。

｢全く手のかかる人だ。意地っ張りなんだから貴方は。素直に一緒にいたいって言えば休めるのに…。明日は非番ですし、久々にゆっくり過ごしましょうかね、A。｣

…愛してる、A