Cinq-cent-neuf ページ28
第一の門の向こうにいた
免除された料理人たち
勿論、一番の注目は
「幸平ぁー!」
「!?」
「よかった知ってる人がいて
あ、アルディーニに田所も!」
「お久しぶりです」
「司先輩もBLUEに出てたんですね」
『…クス』
相変らず、って言う言葉がぴったりの司
「周りが有名な料理人ばっかりで委縮しっぱなしでさぁ俺…
それに覆面とかしてる人もいるし
なんなのノワールって…!」
「あぁ…それは分かるっす」
話が僕等の事になってるし
すると
「あれが表の希望の星、かぁー」
同じように司を見ていた
他のノワールの皆さんが来た
『気、抜いちゃだめですよ』
このBLUEまでの間に何度か電話でやりとりしてきたけれど
“「やっぱり、最近料理が楽しくてさ」”
“「すっげーんだぜコイツ!、美食家食い尽くしそうでさ!
明日の新聞送るなー!」”
“『あー、あの反応以上を叩き出し続けてるんだね』”
もう、遠月の頃とは別人だ
第二の門を受ける出場者全員で門を潜り抜け
その先に見えて来たものはというと
“「第二の試練
調理のバトルステージは…
この試練の為建てました
見ての通り、コンビニなのです!」”
アンさんの映るモニターの横にあったのは
BLUE、と看板の付いたコンビニで
「はいはいどいてどいてー」
第一の試練の時と同じように
ドカリ、と椅子を持って現れたランタービさんによって
説明が始まった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Rio side
「ったく、なんで俺がここに来なきゃいけねぇんだ…」
「仕方ないじゃありませんの、依頼ですわよ」
ようやく始まったBLUEの予選
第二の試練で、司先輩がAさんの前に現れて
「ククッ、あの童が
随分変貌してしまったようじゃのう…」
「まさか、第一の門を中止する直前までとは…」
隣にいる連隊食戟の時にお見掛けした審査員の方に加え
後ろの御簾から聞こえてくる随分古風な女性の声
何故か、私達は天守閣の中にいた
「しかし、本当に可能なんじゃろうな」
「お宅らWGOが勝手に俺らを呼びつけたんだろうよ」
「貴方は依頼主に何という言葉遣いをしてますの」
ベシリ、とこの男の頭を叩き
御簾の方へと向き直る
「ご安心くださいな」
これを知ったら、Aさん怒ってしまうのではないかしら
なぜ、Aさんの方ではなく、
サクさんの方にしか招待状が来なかったのか
それは…
「死神料理であれば、神の舌は超えますわ」
「…フン」
えりなさんを敗退させる為の、最終兵器として
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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼 | 作成日時:2021年10月27日 6時