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Trois-cent-quatre-vingt-douze ページ9

『さ、次は司達だ』


一足先に僕は終えた
本来の目的のセーブは出来たし
色々ケリつけられた


『二人のコース料理、楽しみにしてるよ』



エールのつもりでポンと二人の両肩を叩けば



「見ててね、Aの事もうバケモノなんて言わせないから」

「見とけよアタシらの調理!!!!」

「ていうか、荷物置いたら控室じゃなくて調理台の下まで来てね」

『はいはい、わかったよ』


パチンと僕に手を合わせて



“「さぁ!!

十傑評議会サイド

司瑛士と小林竜胆が登場いたしましたぁ!!!」”




明るい照明の下に出ていった




ーーーーーーーー
Tsukasa side


竜胆と二人で入ると、
観客の生徒達の歓声が沸きあがる


「だいじょぶか司ー?
疲れ、完全には取れてねえだろ?」


確かに俺達が残って
連戦になって、
確かに体や精神的な疲れはある


けれど、



「いや、不思議と状態は悪くないよ

逆に神経がさえてる感じだ」



むしろ絶好調かも



「ははっ!、やっぱりアイツか?」

「…かもね」



この食戟が終われば
竜胆とAと三人、また一緒に料理が出来る

俺の料理が出来る


もう、縛られなくていいんだ



ーーーーーーーー
Side you


『戻りました』


控室に戻ってくると、
やっぱり…


「やっとめんどくせーのが終わった」

「自分でこれを利用することにしたくせに」


お茶菓子を机に並べて和む二人


「全勝、並びに十傑第九席おめでとうございますわ」

『ありがとう、まぁもともと決まってはいたんだけどね』



中継のテレビでは十傑サイドに対して
観客の湧きあがり方が凄い



『まるでアイドル中継だね』

「一応Aさんも一員ですわよ」



司会の子のインタビューが始まる



“「さて…!、お二人はコースをどう分担されるのですか?」”

“「おうっ!、アタシが前菜、司がメインディッシュを仕上げるぜ」”


「と、いう事は、十傑側のスペシャリテというのは…」

『うん、司の』

「前回はあの小僧相手に手加減しやがったからな、
大方真の美食だから、とかそういうヤツだろ」

『そうですけど、それが答えですから』



確かに幸平君だから出す、じゃなくて
あくまでお題に沿った料理だから
って事で、司は今回スペシャリテを出すことにした


正直言って、
あまり反逆者側を眼中に居れていないのが現状なんだよね
…司らしいわ、マジで


でも、



幸平君達は今まで無理難題をいくつも乗り越えてきた
相手が司達って言うのが少し今回は僕にとってつらい事ではあったけど


どっちも頑張れ

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blu (蒼)(プロフ) - ぷるさん» 「どーも!!、漸くオレの出番なんで、ちゃーんと食ってってくださいよ!」 (2021年4月28日 8時) (レス) id: cb665f2842 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編おめでとうございます!これからワクワクして待ってます! (2021年4月26日 7時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年4月26日 2時

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