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Trois-cent-quatre-vingt-sept ページ4

『おはよう、リオ、先生』

「おはようごさいます」



ホテルの食堂に降りると
先生とリオが先に座っていて
リオの方は挨拶をかえしてくれるけど
先生の方は見向きもしない

まぁいつもの事なんだけどさ



『ちょっと僕時間無いから先に行くね』

「あら、でしたらせめてパンくらいは持って行かれては?」



荷物も全部持ってきたし
直接行こうと思っていたからそうしよう



『そう言えば、凄いふらふらして隈を携えた田所さんを見かけたんだけどさ』

「あー…」



さっきの事を話すと
リオが苦笑を見せる

何か言いづらいのか…?


すると、



「反逆者側、担当決まってねえよ」

『は!?』

「いくつか試しの試作をしていたようですが…
未だにメニュー、及びメインと前菜をどちらが担当するか等」

『…決まってないってのか』



おいおい…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ーコンコン


『失礼します』

「ああ、来たね」



挨拶兼、
事前の打ち合わせに先に勝負会場にやって来た
準備室をノックすると
そこにいたのは相手の料理人と、薊さんと



「あらー!、この子が噂の?」

「少し若いけど…成長した後が凄く楽しみだわ」



本来陣営側と審査員側って接触禁止じゃなかったっけ?
デコラさんとクラージュさん



「彼が対戦相手だ」

「…中枢機関の死神、か」



『始めまして、黒翔Aです』




相手は多分…洋食系のコックコートを着た
中年の男性で、

流石にこの数日の事は耳に入っているのか
僕の顏を見たら少しこわばっていたけど
とりあえず挨拶を済ませると

薊さんが僕の後ろに立つ




「では、互いの陣営の対価を確認しよう
こちら側の黒翔君が勝ったら、僕の中枢機関と提携して頂こう」

「あぁ、もし…こちらが勝ったら…
俺の店に手は出すな」

「ふふ…では、我々はこれで」

「じゃぁねー黒翔君♪」



え…


今更審査委員だからという理由で対戦する人と二人きりにされても
気まずいし、お互い居づらい


その時、



「ここでの君の実力振りは…全部見ていた」


唐突に相手の方が喋りだした


『そうですか…』

「その上で聞きたい、

何故君は薙切薊につく」

『…』

「過去にひどい目にあわされたからか?
前の総帥じゃいけなかったのか!?」



一応、はっきりさせると別に味方しているわけでもない

純粋に料理勝負をしてる司たちや、幸平君達
友人の頑張りを応援はするけれど、

付随して付いてくるセントラルには疑問は残る


僕の立場を形づけるなら、
表面上セントラルの第三者…って感じなんだよな

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blu (蒼)(プロフ) - ぷるさん» 「どーも!!、漸くオレの出番なんで、ちゃーんと食ってってくださいよ!」 (2021年4月28日 8時) (レス) id: cb665f2842 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編おめでとうございます!これからワクワクして待ってます! (2021年4月26日 7時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年4月26日 2時

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