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実は例のジェイド君と話していた生徒も
僕が監督した教室の中にいたんだけれど
彼も自信満々の顔で一度もペンを置かなかった
『採点楽だと良いなぁ...』
-ﾌﾖﾌﾖ
まるで同意する様に潤さんと廊下を歩いていると
「子分その２ーーーー!!!!!」
『わ』
ﾎﾞｳｯ、と急に炎の音と魔力の気配がして急いで飛び退く、声の主は聞き慣れたけど
『どしたの悪戯狸君』
「ふな゛!、オレ様は狸じゃねーーー!」
「グリム!、もう走って誰かに迷惑を...ってAさん!?」
『あ、ユウさん試験お疲れ様』
オンボロ寮の後輩ちゃんと一匹?がやって来た
「なぁ子分!、オレ様の試験祝いに特別なツナ缶作って欲しいんだゾ!!!」
『お、結構よかった感じだね今回のテスト』
最近のオンボロ寮に帰った時の事を思い出す
ユウさんは結構談話室とかで勉強してて
不公平にならない程度に答えられる質問には教えてあげたりしてたんだけど
グリム君は直前まですぐ寝ちゃうし
あまり勉強してるイメージはなかった
予習復習より授業中とかに覚えちゃうタイプなのかな？
すると
「なんか、エースもデュースも今回は自信たっぷりで」
『へぇ』
ユウさんが教えてくれたんだけど
一つ、聞き逃さなかったよ僕
『‘‘今回は’’？』
「...それが、いつも筆記試験の時
グリムとか赤点常習者でクルーウェル先生に怒られてるのに、」
『今回やけに自信たっぷり、と』
聞き直すような僕に、？、とあまり意味がわからなさそうなユウさん
なーんか、やな予感....
『グリム君、僕らちょっとこれからすぐに採点で缶詰状態だから、一週間後の成績見てから
ツナ缶で何か作ってあげるよ』
「ふっふーん!
なら成績上位者の張り出されるリストのトップに
オレ様の名前を見てビックリするんだゾ!!」
『勿論、ユウさんもね』
「...ツナ缶？」
『それはグリム君のみ』
ちょっと自分の感を当てにしたくないな、と思いつつ
足早に職員室に向かうと
「「ふふふ...」」
どこからか、笑い声が聞こえたような気がした
ーーー
「来たか、番犬」
『遅くなりました、これ2年の薬学の答案です』
やってきた職員室
ちなみに食堂仕込みはもう済んでるし
先生方缶詰になる人も多いそうだから
なんなら片手の差し入れ系も持ってきた
「早速取りかかるぞ
これが一年の答え、こっちが生徒の答案だ」
『了解です』
手伝い用に用意された机と椅子に腰掛け
手にはフライパンと包丁じゃなくて
答案と赤ペン
ｼｬｯ､ｼｬｯと赤ペンの音が響き始めた
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blu (蒼)(プロフ) - 錨絡さん» 「えー、アズールみたいに悩み解決する人が呪うのー？、どっかに篭ってるんじゃなくて...って言ったらまた怒られるか」 (2021年9月25日 4時) (
レス) id: 393a0fabbd (このIDを非表示/違反報告)
錨絡(プロフ) - レオナ先輩いいなぁ…！アズールくんが出ないのは呪いだと思ってます。ツムツムイベント頑張ってください！ちなみに私は海の魔女アースラスキル4でアイテム使用で何とか乗り切りました。楽しかったです…！！！！ (2021年9月24日 8時) (レス) @page1 id: b3cb4375d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2021年9月23日 5時
