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ページ48

『さて、じゃあボクら行ってくるから
簓君と盧笙君はあの車両から出て来たの覚えとって』

「まかしとき!」

「気いつけて、一郎君も無理するな」

「ッス」





簓君達から離れて移動中
軽く合わせとく





『とりあえずさっきの駅から乗ったって事で
席探す程でいくつか話し振るから
気にせずに返事してくれたらええよ』

「わかりました…って、
この声のままっすか!?」




あ、忘れとった





『これ付けてー』




ポケットに持ってきといた
阿笠博士のパクリメカを一郎クンに渡せば




「「あ、あ…凄いっすね」」

『ふふ、口わっる、一花』

「「…」」






黙り込んだ一花ちゃんは置いといて





『さて、行くで』

「「はい」」





プシュ、と
自動ドアが開き
聞き込みスタートや



てか、オッサンどこ行った?



ーーーーーーーーーーーー
Ichiro side



俺、ここにいる意味あったか?




『「アレ…すみません
3号車の位置ご存知ですか?」』

「ここは2号車だ」

『「ありがとうございます」』





最初に声をかけたのはリーマン風の男で
チラリと俺たちを見た後
すぐにパソコンへと向き直る



『「お仕事中、失礼しました
……今それ売るタイミングですよ」』

「…俺が決める」

『「おっと、これは失礼
さ、行くよ一花」』

「「ッ…はい!」」

『…クス』





あっぶね、思わず口調を戻りかけた
玖珂さんは気づいたのか笑われたけど






次は、と
歩いたその時




-カシャーン





「!」

『「…」』




やべ…スマホ落としちまった!




俺のスマホは次に話を聞く予定だった
近くにいた女の人の足元まで滑っていき





「あら?」




女の人が画面を見ちまう
今の待ち受けは確か….



(二郎と三郎と三人で撮った奴…!)

「「っ…あの、!」」





変装したとはいえ
流石にまずい!と焦る俺が
一歩前に出た時







『「あ、弟君達じゃん
だいぶデカくなったねー、一花」』





俺を抑えて玖珂さんが前に出た




『「すみません、拾っていただいて」』

「いえ…ご家族ですか?」

『「彼女のですが、いずれは」』

「まぁ…!」

「「ちょ、ちょっと…」」





何言ってんだこの人!!

柄にもねえけど、多分顔が赤い俺を見て
女の人はさらに察したのか
余計にニコリとして





『「初対面の方に
何言ってんだって感じですが
実は…これから挨拶に伺う所で」』

「おめでとうございます!」

「「〜っ!」」




もう一度言う
何言ってんだこの人!!




ーーーーーーーーーー
ドラパ聞けてないんだけど
中王区失墜マ!?

・→←・



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blu (蒼)(プロフ) - 紫響さん» 『連絡おおきにな、最近ウチの駄作者頭ポーンしとったんやけど、最近の簓君達見てまた作っとるんよ、もーちょい待ってくれるとありがたいわ』 (10月12日 20時) (レス) id: 09b430d25a (このIDを非表示/違反報告)
紫響(プロフ) - 初コメ失礼します!次の話がパスワード入れないと読めなくなってて困ってます💦 (10月12日 20時) (レス) @page50 id: b7abaf5ff0 (このIDを非表示/違反報告)
blu (蒼)(プロフ) - 「ったく、ケツ叩いて起こさねえとすーぐダラけやがる、おいちゃんから伝えとくぜ、ありがとよ」 (2023年5月5日 18時) (レス) id: 32bbfb5af2 (このIDを非表示/違反報告)
めろり(プロフ) - はじめまして。続き楽しみにしてます。 (2023年5月2日 22時) (レス) @page45 id: 381da42470 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年1月30日 10時

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