Cinq-cent-quatre-vingt-sept ページ8
Tim side
あーあ、食っちまって
「っ！…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎ!」
「真凪様！」
まぁ、アレは今や
表の連中には喰えねぇな
「オイ、コイツ飲ませて口の中洗浄しろ」
「！…しかし、」
「早くしねえと神の舌とかぬかす前に
舌潰れるぞ」
「！…わかりました！」
ったく…料理じゃねぇモン作りやがって
おさずけ？、起こるわけねぇだろ
美味とか言う問題じゃねえんだ
「お前はそんなんじゃねぇだろが
バカヘタレ」
モニターの向こうでは
バカが全く同じ事をしていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Side you
「どうしたと言うのだ！」
「しっかりしなさい！」
-ｻﾞﾜ
あーらら
勢いに任せた100%だったからか
とんでもない物作っちゃったようで
…ルセットは一応
僕のスペシャリテだったんだけどね
えりなちゃんと、審査員3人が
固まって動かない
これは…もうね
「こんな…認められません！」
「これは料理ではない！！」
WGOの判断は間違っちゃいない
口にしたら味覚と嗅覚を殺す皿なんて
『っ…やっぱ
僕じゃ、だめかぁ……』
えりなちゃんはもう、それ以上の物を作るとか
そう言う話じゃなくて
完全に、僕に恐怖している
やりすぎだ
『最後の最後で、
加減ミスりましたわ』
「これが…死神の全力だと言うのか！？」
へらり、と笑えば
なんかさらにビビられたけど
もう、こうなってしまった以上
僕に出来る事はなくて
最後の賭けに出るしかない
『失格で…いいんで、
この場の全員にコレ、飲ませてください』
「これは…コーヒー？」
『早く、その4人には特に急がないと
味覚潰れますよ』
「！？」
すこし脅すと
慌ててスタッフが走り回り始め
騒がしくなる中で
『……信じてるよ』
握った掌が痛かったけど、しばらく無言で
雲がかった天気の悪い空を見上げてた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Megumi side
‘‘「WINNER. 薙切えりな！」’’
「こんな事が…」
「これは…勝利なのか？」
モニターに大きく表示された名前
ざわざわと騒がしい会場で
誰もが黒翔先輩を恐ろしい目で見てるべ
けど、先輩は静かに佇んでいて
そんな中
『田所、ちょっと』
「は、はい！」
先輩に呼ばれて降りると
『多分、僕は薙切にビビられてるから
話してる間だけでいい、
薙切の視界に見える位置にいて』
「…わかりました」
先輩はそう言って
座ったまま気絶してる
薙切さんの方に近づいた
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blu (蒼)(プロフ) - グラスさん» 『さぁ、どうなるかな？、気付くのが遅くなってごめんね』 (2月17日 2時) (
レス) id: 6160a04752 (このIDを非表示/違反報告)
グラス - この二人の仲が戻りますように...。 (2月2日 14時) (レス) id: 313ccc9c47 (このIDを非表示/違反報告)
blu (蒼)(プロフ) - このはさん» 「朝陽君達2人に代わってお礼を言わせてもらうね、ありがとう。またね」 (8月22日 23時) (レス) id: 09b430d25a (このIDを非表示/違反報告)
このは - この話が大好きで、何回も読ませていただいています。朝陽さんと黒翔さんのやり取りが好きでいつも楽しませていただいております。このお話の終わりが近づいてきて寂しさも感じますが、応援しています。 (8月19日 12時) (レス) @page13 id: 07d630b0e0 (このIDを非表示/違反報告)
ハデス - blu (蒼)さん» わぁ！！！！お返事ありがとうございます！黒翔さん(違ったらごめんなさい🙇)！！ずっと応援してます！！蒼さんの作品全部見ましたよ！ツイステとコナンも！朝陽さん大好きです！あっ、チャット化ふせぐの知ってるので返事は大丈夫です！！ (8月1日 0時) (レス) @page11 id: b5ef1167b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2023年6月15日 6時
