2eme livre:Mort de 3eme année

Soixante douze ページ27

川「500円の梅チケット、1000円の竹チケット、10000円の松チケット、お客様にはそれぞれのチケットをご購入していただき、それぞれの模擬店にてチケットと品物の交換になります！」

佐「それぞれのチケットは、売り上げの証明書となるので無くさないよう気を付けてください」


月饗祭当日になった
今は開会式の為に集合している


『生きてる？アキラ？』

葉「…」


隣で座りこんでるアキラの肩をたたく
今日まで汐見ゼミは大変だった…


アリスちゃんは決まっていたカレー対してメニューを変えようとしたらしく、アキラと揉める
さらに拍車をかけたのは
潤さんが自由に決めなおしていい、とゴーサインを出したため



１年生は発注やらの模擬店準備


潤さんはもともと連絡を入れていた提携先の企業様への対応に追われたけど
案の定…



潤「黒翔くーん!!!」

『潤さん…提携先への対応は何とかするって僕込みの話だったんだね…』



提携先へのメニュー変更についての対応等
僕と潤さんで終わらせなければいけなくなった
手伝い禁止令出てたけど結局手伝っているような…



ア「目抜き通りエリアは私たちの模擬店が独占するんだから！」



僕がいるアキラの隣とは反対側からアリスちゃんの声がする
近くにいるのは幸平君とえりなちゃんか



え「後ろの二人が大分消耗しているようだけれど、大丈夫？ あなたたちの店」

『準備に時間がなかったからね…』

え「黒翔さん！」

創「黒翔先輩じゃないっすか〜」

『や、えりなちゃん。そして相変わらず恐れ知らずだね、幸平君』

創「黒翔先輩も、汐見ゼミの模擬店手伝うんすか？」

『いや、僕は別の同級生の模擬店にいるよ。潤さんに手伝い禁止令出されたから』

え「禁止令？」





今までの事をえりなちゃん達に説明する


創「それであの三人組が出来上がったんすねー」

え「アリス…」

『まぁ、同級生とやるのも楽しいからね、アリスちゃんに説得された時点で割とあきらめた』


思わず額に手をあてるえりなちゃん
僕は苦笑しか返せないけど


新「どなたの模擬店ですか？」


秘書ちゃんが聞いてくる


『うん、司の模擬店の手伝い』

創「‼」

え「司さんの…」



驚いたような一年生たち
まぁ、この間の紅葉狩りがあったから意識してるんだな


『司に頼まれたけどほとんど雑用しかやらないよ、幸平君は売り上げ勝負頑張って、えりなちゃん達も』


開会式も終盤に差し掛かっており、
月饗祭の始まりが近づいていた

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