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Cent vingt neuf ページ36

(continue Hayama side)


「ひぃぃぃぃいいいぃ!」



あれから何人逃げ出しただろうか
会場は静まりかえったというより、黙らざるを得なかった
中には何人か顔色が真っ青になっている




創「だから、死神ってか…」



ポツリと幸平が呟く


恵「…えっ?」



創「だってあれ、命を刈り取る前みたいに見えるだろ…」

タ「成る程、食べたものは命を取られたようにいなくなる。という事か…」






前の食戟の時にもそうやって暴走したのか、
今のAにはそれだけの圧倒感がある




『ねーねー、卑怯者を追い払いたい奴いないの?』





恵「あれじゃあ、自分で自分を追い込んでるよ…‼」




今のAはいつもの年上という感じより
子供のように見えた
どうやったら止まるんだ…






「黒翔!もう辞めろ‼」




その時響いた声はシャペル先生のもので
声のする方を見たAは




『……潤……さ……ん……?』




ゆっくりその名を呟いた。

シャペル先生の隣には潤が座っていて、
泣きそうな顔をしている


その時、



リ「ナイスですわシャペル先生、汐見教授」

『あ…』




ートンッ





ずっと近くで見ていたあの先輩がAの意識を刈り取って、ようやく落ち着いた…
殺気が消えて軽くなったからか、観客席のどいつも深呼吸をしてる





悠「終わった…?」

ア「本当…訳アリだったようね…あの先輩」

青「ここまでビビったのは久々だったぜ…」




ーーーーーーーーーーーーーー
Rio side

意識をなくしたAさんを支える
結局こうなってしまいましたわね…


司・竜「「A‼」」

リ「司先輩、と小林先輩でしたか」

十傑のお二人が駆け寄ってくる


竜「大丈夫なのか?」

リ「えぇ、前もこのような感じでしたから。それより、どうかAさんの事…」

司「わかってるよ、
何も言われなかったのは悔しいけど、全部仕方がない事だと思うし」

竜「あぁ! アタシ達に言わずに一人で突っ走ってよ〜全く世話かけさせやがるぜ‼」



良かったですわね、Aさん
貴方の心配は大丈夫そうですわよ



司「だから、今度こそ一緒にセントラルに入ればいいと思うんだ。」

竜「そうしたら卑怯なんて言わせないしな!」



あら、なんとストレートなお言葉
危ないのか、優しいのか…



リ「一つ申させて頂きますわ…Aさんはいつもあなた方の事嬉しそうに話しておいででした、全く持って羨ましい限りです」

司「‼」

竜「あはっ、そうか、そうか‼」

Cent trente→←Cent vingt huit



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(プロフ) - 真津奈(matsuna)さん» 葉「ありがとな…話の展開についてはだいぶ自信なかったそうだが、報われたそうだ。良かったらまた来てくれ」 (2020年5月9日 16時) (レス) id: 2152f1787e (このIDを非表示/違反報告)
真津奈(matsuna)(プロフ) - 主といい、話の展開といい、凄く好みです!毎日楽しく読ませていただいています!更新頑張ってください! (2020年5月9日 8時) (レス) id: 349d08508f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月5日 5時

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