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Cent cinq ページ12

Side you


通りで、あんな的確に言ってくる訳だ
色々納得した


『じゃあリオはそれがあったから、遠月に編入して来たって事?』

リ「半分はそうですが、もう半分は自分の料理の為ですわ、そこに偽りはございません」

『そこは信用してるから大丈夫』


僕の事黙っていてくれてるし



リ「だからAさん、薙切薊には近づかないでくださいませ…‼ 、可能ならば遠月からも離れた方が…‼」



でも、



『ごめん、多分もう無理だ』

リ「何故ですか…⁈」



それから、司が薊さんと仲良い事、月饗祭の事、
全部リオへ話した



リ「ならば尚更遠月から離れた方が…‼」

『それは出来ない…というより嫌だ』



僕の居場所は遠月学園だ、
親である潤さんや家族のアキラ
司や竜胆、90期の同期生に…後は後輩達もかな


今まであそこで過ごしたからこそ、
今の僕がある。



リ「そう…ですか…」

『ごめん、リオの気持ちは嬉しいし、イタリアでは色々世話になったのも分かってるんだけど…』

リ「ならば…お守りいたしますわ‼」

『は?』




なんか変な方向に行ったぞ…



リ「Aさんに害をなすもの、この私が払い除けて見せますわよ‼」

リ「私のファミリーネーム、caroの意味は”親愛”
親愛なるAさんの手足となりましょう」

『っ!』



自然に口角が上がる
本当にいい子だよ
僕に懐いてくれるのがもったいないくらい…



『頼むよ、リオ』

リ「お任せください」









『じゃあ薊さんの出方次第でまた話そう、』

リ「かしこまりましたわ」



あれから、今後の事をいくつか打ち合わせをした



『…』

リ「Aさん、どうかされまして?」

『みんなに…僕のハンデの事、話すべきだと思う?』

リ「それは…」



手が震える…
本当、僕は臆病だ




リ「黙っていられる側は確かに辛いですわ」

『だよな…』

リ「しかし、隠すのは優しさ故、でしょう?」

『違うよ』

リ「いいえ、
例えばですが…もしあの十傑の2人がAさんのハンデのきっかけになったものが自分の立場…そんな事を知ったらショックでしょうね」

リ「十傑ではなく友人として、また家族の皆様
の事を思って隠すAさんの優しさを、私は否定したり致しません」

『…』

リ「まぁ、バレた時は一緒に怒られましょう!」

『ありがと』



竜胆とかリオとか、女の子って本当強いよね



『でも、司とかにはそろそろバレそうなんだよな…』

リ「あら、ならば覚悟を決めておきませんと」

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(プロフ) - 真津奈(matsuna)さん» 葉「ありがとな…話の展開についてはだいぶ自信なかったそうだが、報われたそうだ。良かったらまた来てくれ」 (2020年5月9日 16時) (レス) id: 2152f1787e (このIDを非表示/違反報告)
真津奈(matsuna)(プロフ) - 主といい、話の展開といい、凄く好みです!毎日楽しく読ませていただいています!更新頑張ってください! (2020年5月9日 8時) (レス) id: 349d08508f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月5日 5時

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