面倒くざがりな風紀委員4 (ページ9)

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ベルside

Aを買い物へ送り出して、俺はAの父親と向かい合って座った
何故、ここに来たのか

多分、Aの親父さんは分かってんだろーな
でも、コレは俺から言わないといけねーって思ったワケ

ベル「…今回、Aをボンゴレの継承式へ連れて行ったのは、ボンゴレの時期守護者が継承式に集まってAが狙われる可能性が高まるから半ば無理矢理になったけど連れて行った。
強引だったのは悪いと思ってっけど、無理矢理にでも連れて行く必要があったわけ。契約スレスレだとは分かってっけど、理由を説明する前に
………鉞の頭首は“未来の記憶”持ってんの？」

父「未来の記憶…？」

ふーん…
本当に知らねぇみてぇだな。
恐らく、鉞の頭首なら生きてれば未来のボンゴレの戦いに巻き込まれている筈
つまり、何かしら記憶がある可能性が高いってワケ

ってコトは、親父さんは10年経つ前に亡くなっている可能性が高いってことか…
まぁ、それに関しては流石の王子でもどーしようも無ぇけど

ベル「継承式前にもAが数日家を空けただろ？」

父「…友達の家へ泊まると書き置きが有ったが…まさか…！！」

ベル「Aはボヴィーノの武器の1つ、10年バズーカで未来に飛ばされて不可抗力で戦いに巻き込まれたってわけ。ボンゴレの一員として。
しかも、Aの戦闘力の高さを見せ付ける形になった」

父「…なるほど
やはり、他のマフィアに無理矢理入れられる可能性が出てしまったと言うことか…」

ベル「そーゆーこと
俺たちとしてはAの意思を尊重するつもりだったけどそうとも言えなくなってきた
頭首はまだ本当の事をAに教えて無ぇんだろ？なるべく早めに教えた方がいいぜ
暫くはヴァリアーが見張ってっけどAだけなら守れたとしても、アンタまで保証はでき無ぇし
今はマーモンが陰から護衛してるぜ」

父「…そうだな
もし、私があの子へ教える前に死んだら…
その時は君からあの子へ教えてやってくれ。この家の過去と…その力を」