ライに溺れて4

拾 ページ11

私「〜〜♪〜〜♪〜〜♪〜〜〜〜」

大分キモチ良くなって来たのは深夜を回った頃
鼻歌交じりにお酒を注ぐ
買って来た方のライは底をついてしまったから朋子さんに貰ったライに手を伸ばす

私「秀一さんはこんな弱い私を許してくれないだろうけど…
私にはもうこれしか道がないんだよねぇ〜」

あの人は泊まるときいつもこのソファーで寝てたからソファーが少し煙草臭い
あの人に貸した毛布もあの人の香りがする
あの人の香りに包まれながらお酒を飲み続けると段々酔いが回って思考が遅くなる
既に空は白み始めていた

私「んふふ〜そろそろ〜かなぁ〜〜
新一に電話しないと〜ふふふ
新一、泣いちゃうかなぁ〜
可愛い義弟を持てて私は幸せでしたぁ〜
ってね〜」

コナン君では無く、敢えて新一に電話を掛ける
早朝と言うこともあり、当然新一が出ることはなくて程なくして留守電に移行した

私「新一…。
貴方がどこで何してるか知らないけど風邪と怪我には気を付けてね。蘭ちゃん泣かしたら容赦しないから
可愛い義弟が出来て幸せだったよ。バイバイ」

ごめんね、不甲斐ない義姉で
そろそろかな
薬局のビニールから睡眠薬を取り出してお酒で大量に体内へ流し込む
薬は直ぐには効かないからお酒でどんどん薬を飲みつつナイフとお酒、薬を持ってお風呂場へ

もう直ぐそっちへ逝くね秀一さん

バスタブに水を流し込む
睡魔が1番強くなった時…









私はナイフを振り下ろした

拾壱:赤井side→←玖

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