ライに溺れて4

弐拾玖 ページ30

？「こちら、ご注文の品です」
私「有難うございます
…って、新しい店員さんですか？」

金髪、色黒な肌、タレ目が印象的な…
イケメン(愛人系)がいた
なんだろう、人の良さそうな顔して腹黒そうだな…
独断と偏見でお近付きになりたく無い人種だわ

安室「最近、ここで働きはじめました。
安室透と言います」
私「AAです」
安室「よくこちらに来られるんですか？」
私「はい。蘭ちゃん・園子ちゃんとお茶したり梓ちゃんに会いに来るので」
安室「常連さんなんですね！
ごゆっくりして行ってください」
園子「もー！Aさん、昴さんと言うイケメンを捕まえておきながら安室さんまで仲良くなるとは！」
私「普通に挨拶しただけだからね？」
蘭「それで、昴さんとはどこで出会ったんですか？」
私「え、私の言葉はスルー？」
梓「私も聞きたいなぁ〜」
私「あっれれ〜？
梓ちゃん、お仕事中じゃなかったっけ？」
安室「梓さん、仕事は僕がしておくので、お客さんが来るまではお話してて大丈夫ですよ」
私「何で完全アウェイ？！」
園子「ほら！Aさん、観念なさい！」
私「…はぁ。分かったよ
話せばいいんでしょ？」
園子「それで！出会いはいつ？」
私「割と最近だよ。昴さん、今工藤邸に居るでしょ？
住むことが決まって、挨拶してくれた時に」
蘭「いつからお付き合いしてるんですか？」
私「怪我で入院してる時に荷物持って来てくれたり、色々親身になってくれて…
退院した時から付き合ってる」
梓「こ、告白は！」
私「何て言われたかは内緒。昴さんからだったよ」
園子「それでそれで！
2人はどこまで深い仲なのよぉ〜」
私「…ノーコメント
(同居なんて言ったら、絶対勘違いされる)」
蘭「普段、どんなことして過ごすんですか？」
私「んー…料理教えてるかな」
梓「2人でお料理なんて、新婚みたい！」

きゃーきゃーと恋話を続ける3人
いやぁ、私はもう疲れちゃいましたヨー
途中から話の起動を逸らして蘭ちゃんの新一との熱愛報道にスリ替えておいた

なぜか、色黒金髪好青年風味がこちらの会話を盗み聞きしてるのに気付いちゃったんだよ
コナンくんの家の下の喫茶店に新しくやってきた新人だよ？
私はこの人知らないけど、こんなイケメンがサブキャラのはず無いじゃん！
注意して見てたら…ね

イケメンは皆メインキャラと思って対応するべし

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