101.『まだ沈ませる訳にはいかねぇんだよ』 ページ5
海兵たちを薙ぎ払いつつ、先へと急ぐ2人
『カイト！センゴクは何か指示をしていたか！？』
「包囲壁をはると…っ！」
『…そうか！だから広場へ』
その瞬間、あちらこちらから壁が現れ
海賊達は囲い込まれてしまう
そして、赤犬が1歩前へと進む
セ「締まらんが…始めろ、赤犬」
赤「…ランカ、お前なら海に落ちても生きとるじゃろ」
ボソリ、1人そう呟くと
赤犬は両腕を高く掲げ、マグマに変化させる
赤「"流星火山"」
マグマの塊が、いくつも空から降り注ぐように落ちてくる
『っ"龍水・八岐大蛇"！』
力を溜めると、両腕を空へと突き上げたランカ
まるで意思があるかのように外からいくつもの強い水圧の龍の形の水が押し上げられ
まるでマグマの塊を食べるかのように攫っていき湾外へと落としてゆく
追突しそうだったモビーも守られほぼ無傷でサッチが嬉しそうにランカを見下ろしていた
セ「ーっ…やはり、邪魔をするか。ランカ」
センゴクが、処刑台から呟く
『…この船が、まだ進めるうちは沈ませる訳にはいかねぇんだよ…センゴク』
しかし、砲弾がこちらに向けられダメージは確実に受けていた
『自分の命ぐらいは守りやがれ！』
ランカは息を少しずつ切らしながらも
カイトと共に前に進んでゆく
すると、ルフィが隣にやってくる
その手には沈んだ船の残骸を持っていた
麦「ランカ！お前水柱できるか！？」
『誰に聞いてる！俺に不可能はねぇ！』
麦「頼みがある！！」
その言葉に、ランカはニヤリと笑う
『ほぉ…悪くねぇ。カイト！てめぇは白ひげを援護して来い！あの爺はもうガタがきてるだろうからな！』
「あんた本当に失礼ですよね！分かりましたけど！」
そう言って、ランカから離れるカイト
ランカは手を鳴らすと軽く息を整える
『お前、海水に濡れると力はどのくらい抜ける』
麦「すっげー抜ける！」
『成程、俺の手を握れ！その効果が緩和できる』
麦「おう！」
空いている方の手を握ると
ランカは塀の先を見据える
『ルフィ、準備はいいか』
麦「いつでも！！」
『てめぇは、真っ直ぐ走れ…俺が引き受ける』
麦「！！」
そして、ランカが片腕を突き上げた瞬間
2人を水柱が包み込み
空へと高く打ち上げ、広場へと落としたのだったー
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椿姫 - どうもこんにちは！とても面白いですね！更新頑張ってください。楽しみです！ (2019年7月25日 17時) (
レス) id: 2e1c06edf3 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - はじめまして！とても面白くて女性なのにすごくかっこよく読んでて楽しかったです。次の更新楽しみに待ってます。無理せず頑張ってください。 (2019年7月13日 17時) (レス) id: fcf02ffa3b (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 乱さん» コメントありがとうございます！返信遅くなりすみません…もうすぐ本編更新予定なので暫しお待ちくださいまし……！ (2019年6月27日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
乱(プロフ) - このお話とても大好きです！何度も読み返してしまいます笑 更新楽しみにしています！無理せず頑張って下さい！！ (2019年5月31日 11時) (レス) id: 9c157805a6 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ゆめさん» コメントありがとうございます！『最近暖かくなったとはいえ、女が軽率に脱ぐもんじゃねぇぜ。勘違いした野郎の目に晒させたくねぇんだ(正義のコートファサ…)』 (2019年5月1日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2019年3月4日 22時
